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【オタラボコミックレビュー】「異世界でカフェを開店しました。」結局どこにいたっておいしいご飯が食べたい!

異世界でカフェを開店しました。
「異世界でカフェを開店しました。」(Regina COMICS)
漫画:野口芽衣/原作:甘沢林檎
http://www.regina-books.com/lineup/detail/8023655/2143/


どんなに疲れて帰ったって、どんなに嫌なことがあったって、おいしいご飯や大好きな食べ物があれば幸せな気持ちになれるもの。
だけど、そんな大切な「おいしいご飯」がもし奪われてしまったら……?

今回は、悲しくもそんな状況に身を置くことになってしまった一人の料理上手な女の子のお話をご紹介!


ある日、目が覚めるとそこは異世界だった――。

黒川理沙、22歳。料理とおいしいご飯が大好きな、どこにでもいる普通のOL。
……だったはず、なのに!

どこぞの女神さまの采配によりなぜか異世界にトリップしてしまったリサは、もとの世界に帰る術もわからないままそこで暮らすことになってしまう。
だけど、いつまでも落ち込んでなんていられない。しっかり食べて、前を向かなきゃ!
――なんて思ってはみたものの、ご、ご、ご飯がまずい!?

人気ライトノベル、異世界クッキングファンタジー「異世界でカフェを開店しました。」コミカライズ版!



なんだかとっても楽しそうな設定に釣られてコミックを読んでみると、なるほど期待を裏切らない楽しい展開でワクワクドキドキの連続。

リサが暮らすことになるのは、女神と精霊の加護の下、魔術に満ちあふれた不思議な世界、資源に恵まれた豊かな王国「フェリフォミア」。
お世話になることになったクロード夫妻はこれ以上ないほど良くしてくれるし、なりゆきで契約してしまった精霊・バジルの存在も心強い。
元の世界に戻れないことの不安や寂しさはあるけれど、生活をしていくにはきっと問題はない――はず、だったのに。

「ご飯が、マズい……!?」

出される料理出される料理、何を食べてもぜんぶまずい!
みんなはおいしいの? どうして笑って食べていられるの?
おっといけないいけない、せっかく出してもらったお食事だもの。
しっかり食べて、おいしいですって、おいしいですって……い、いえるかーーーーー!!!!!

寂しいけれど、困惑も不安もあるけれど。おいしいご飯があれば頑張れると思っていたのに、そのご飯がおいしくないなんて耐えられない!
リサは奮起し、異世界の食材を駆使して地球の料理を作り始める。
自分がこの世界の料理をまずいと感じたように、もしかしたらこの世界の人の口には地球の料理は合わないかも……。
そんな不安が過ぎりもするが、結局は杞憂に終わり、リサの料理は大好評!

クロード夫妻の助けもあり、あれよあれよという間にリサは自分の店を持つことになる。
これまでフェリフォミアにはなかった料理に、リサの店「カフェ・おむすび」はあっという間に大評判に。

それもそのはず、毎回リサが作る地球ご飯は、いつ、どんなときでもとってもおいしそう!
丸くきれいに作られたオムライスには猛烈に食欲をそそられたし、ふんわり仕上がったパンからは、こちらにまで焼きたてのいい匂いがしてきそう。
とろとろのドリアが出てくるシーンを夜中に読んでしまったときのテロ感はとんでもなかった……。
さらにはクッキーやスコーン、プリンなどスイーツも満載で、画面を見ただけで、しあわせ~! な気持ちに。
私たちにとってはごく当たり前のメニューでも、フェリフォミアの人たちの反応が新鮮で、それを見るのもまた楽しい!

それだけでなく、おいしいご飯を食べられることのありがたさ、料理が人と人を結ぶ過程など、「食べる」ことが「生きる」ことにきちんとつながっていくことがとても丁寧に描かれていてほっこりする。

日本にいたころは普通のOLだったリサだけれど、もともとは料理がとても好きで、働きながらも「これは本当に私のやりたかったことなんだろうか」と思うことがあった。
でも今は、フェリフォミアという異世界で、カフェを営み、たくさんの人に料理を振る舞っている。
趣味ではなく、プロの世界だからこその喜びも苦しみも味わえる不可思議な現状を「私が選ばなかったもうひとつの世界」なのだと気づく。
もし今、もとの世界に戻れるとしたら?
そんな質問にも答えを言い淀むほど、リサはこの世界で料理を作り続けることにやりがいを感じていく。

同時に、そんなリサの周りには、リサの料理に魅入られた人がどんどんと集まってくる。
クロード夫妻や精霊のバジルはもちろん、騎士団を辞めてまでリサに弟子入り志願し、カフェで働くことになったジーク(イケメン!)。ある事件をきっかけにカフェで接客を担当することになる少女ヘレナ。一癖も二癖もある王宮の料理人たち。
「おいしいご飯」を軸にして、リサは大切な絆の糸をひとつひとつ結んでいく。
そして、料理を振る舞うことでリサの世界は徐々に広がり、色々な人たちに認められていき、料理を披露する場もどんどんと大きなものになっていく。

リサの作る地球ご飯はこれから彼女をどこへ導き、どんな新しい絆を作るのか。
読んでいるこちらまで幸せになれてしまう、そんな彼女が作るご飯から、目が離せない。

そんな「異世界でカフェを開店しました。」が、なんとこの春アプリゲームとして登場!

設定は、主人公であるプレイヤーが異世界へトリップし、そこでやっぱりご飯のマズさにショックを受け、自分で料理を始めるというもの。
おなじみのジークやキースはもちろん、なんとリサも「地球から来た先輩」として登場する。
イケメンたちだけでなく、大好きなリサにも会えるなんて!! と今から興奮してしまう。

もちろんそれだけでなく、アプリならではのキャラクターも登場するもよう。
新しい仲間と、新しい精霊と。果たして、アプリではどんな物語が待っているのだろうか。

この春は、ぜひあなただけのカフェを開店してみては?

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ちなみにこのコミック版、作中に登場するご飯やお菓子の作り方が紹介されているのがとっても嬉しい!
どれも簡単で、かわいらしくわかりやすいイラストつきで描かれているため「作ってみようかな~」という気にさせられるので、アプリリリースを待つ間には、ノベルとともに、ぜひ。
(文/三崎いさ)
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