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【オタラボコミックレビュー】「なむあみだ仏っ! 2」抱腹絶倒の仏さまコメディ!

なむあみだ仏っ!
「なむあみだ仏っ! 2」(MFコミックス ジーンシリーズ)
漫画:結城あみの/原作:ビジュアルワークス
http://www.comic-gene.com/comics/374

【オタラボコミックレビュー】「なむあみだ仏っ!」未開の地を開拓してしまった

前代未聞の、御仏の心に触れるアドベンチャーカードゲーム「なむあみだ仏っ!」。
そのコミカライズ発売の衝撃から早や七か月。
コミック第1巻とノベライズ、毎回楽しいイベントを開催してくれるゲーム……。
次々と提供される「なむあみワールド」のお陰ですっかりイケメン仏さまたちの虜になってしまったところに、満を持しての第2巻発売!
読まずになんていられるわけもなく、今回はどんな仏さまたちに出会えるのかしら……とウキウキしつつ、第2巻のページをぱらり。

さて、本コミックの主人公は、ご存知冥界の審理に関わるとされる十三人(?)の仏たち。
面白おかしい日常を過ごす、本作にいたっては親しみやすさ全開の彼らだけれど、本職はあくまで仏さま。
来る日も来る日も衆生を救済すべく働く彼らの日常は、想像に難くなく、とにかく忙しい。

その内容と言えば、例えば出かけていく子供たちを心配してその後をこっそり尾行したり、
消え去ったカップラーメンの行方を捜して探偵ごっこをしたり、
アイドルグループ「HTK13」(もうどこから突っ込んでいいのやら)の結成を目指してみんなで特訓を重ねてみたり、
学校を舞台に、誰が一番周囲の役に立てているかを競い合ったり……。

……って、んん? 仏してる? してないね??

ともあれ、とにかく毎日、毎回、毎ページ、開けども開けども、これでもか! というほどの展開が待っている。
その勢いは第2巻に突入してもなお、衰えを見せるどころか加速する一方で、ひとつ事件が去るごとにまた何かしらの事件がやってくる。
いや、やってくるというより連れてくる。仏さま自らが自らの手によってドタバタを運んでくる。
そんなわけで今日も彼らが身を寄せる梵納寺はてんやわんや。

あれっ、この仏たち、本職は何だっけ……?

ふと抱いてしまったそんな疑問も、けれど物語の楽しさにぐいぐいと追いやられ、気づかぬうちに忘却の彼方へ。
楽しそうな仏さまたちを見ていたら、いつの間にやら細かいことなんてどうでもよくなってしまうのだから、仕方がない。
きっとこのドタバタの合間に衆生を救済してくださっているのであろう仏さまたちの面白おかしい日常に、私たちはただただ笑い、楽しみ、癒されるほかないのである。

はっ、もしやこれが、救済……!?

だとしたら奥が深すぎる「なむあみだ仏っ!」。
物語の外にいる私たちまでをも救ってくださるなんて、なんて慈悲深い……!

ちなみに私の一番好きなお話は、仏さまたちのそばにいつもいる動物たちにスポットをあてた回。
獅子の獅子丸、象のパオ美、ウナギのウナちゃん、犬の犬男、猪の猪子という、一度聞いたら忘れられないネーミングの愛すべき動物キャラクターたちが過去一番の活躍を見せる。
普段は仏さまたちのそばにただ佇んでいる動物たちがメインとなって奮闘する姿が愛らしく、また、彼らと彼らが仕える仏さまたちとの絆も垣間見えてとても楽しい。
しかしこの動物たち、単なるペットではなく、「なぜこの仏さまに、なぜこの動物なのか」を調べてみると実はまた新たな仏トリビアに触れることができるので、気になった方にはぜひ調べてみることをお勧めしたい。

ちなみに、前回も触れた帯について。
今回のコピーは「イケメン仏達にお布施しませんか??」。

仏さまへの入り口としては些かカジュアルすぎるきらいもありつつ、これさえ押さえておけば、十三仏の名前や何となくの特性や、ちょっとした知識なんかもさらっと覚えられてしまう。
さらには、キャラクターに愛着を持つことで、その元となった仏さまにも興味が及び、最終的にはどんな仏さまたちも尊い……! と感じてしまうのだからやっぱり「なむあみだ仏っ!」ってすごい。

ファンであればきっと「やっぱりなむあみが好き!」と改めて感じられること間違いなしの第2巻。
いや、ファンならずとも一度この世界に触れてしまえばきっと、このただただ愉快な仏さまたちの姿に笑い、癒され、愛着を持たずにはいられないはず。
「仏さまには興味はないなあ」なんてあなたも、ものは試し。ぜひ一度、お試しあれ。

ちなみに、カバーを外すとこれまた何ともかわいらしい仏さまたちがお迎えしてくれる。
持っているけどまだ見ていない! 方はぜひ併せてご確認を♪
(文/三崎いさ)
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