明石家さんまが7月4日(日)に企画・プロデュースしたアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』をひっさげ大阪で舞台挨拶を行いました。渡辺歩監督とともに登壇し、本作の企画から5年!映画完成までの熱い想いを明かしました。
『漁港の肉子ちゃん』公開記念!明石家さんまが大阪で初の舞台挨拶!
TOHOシネマズ梅田の最大キャパを誇るスクリーン1(733席)で、客席を100%いれる形で舞台挨拶を実施するのは、コロナ禍(2020年3月)にはいって以降、初めての実施となった。
さんまが、ステージにあがると大きな拍手で迎えられ、鳴り止まない拍手に、お約束の「ちゃん、ちゃ、ちゃ、ちゃん」で応じて、大阪の観客との息もぴったり。
明石家さんまが、映画に出演したのは34年前の『いこかもどろか』(88)で、その当時は大阪での舞台挨拶を行っていなかったため、大阪で舞台挨拶を行うのは、今回<初>となった。
その34年前に出演した『いこかもどろか』が、渡辺監督からの提案で、ある形で『漁港の肉子ちゃん』にカメオで出ていることにも触れると、渡辺監督も「さんま師匠と大阪で舞台挨拶に登壇するなんて感無量です。」と気持ちを伝えた。
その後、MCから「プロデューサーってどんなことをするんですか?」と問われたさんまは、原作の権利を抑え、渡辺監督が手がけることが決まった2年前から、監督との綿密な打ち合わせを行ってきたことを伝えた。さんまのプロデューサーぶりを問われた渡辺監督は「みんなを楽しませたいという思いがつよく、(アフレコ収録でも)隙あれば小ネタをいれようとします。(笑)」と回答。
一方で、監督がさんまの要望を120%理解し、さんまは「監督が、ここはいいドラマなのに・・・と残念そうにしながらも、自分のオーダーに答えてくれた」と渡辺監督がさんまの細かい要望に、対応してくれたことを感謝していた。
観客からのQ&Aでは、ヘアバンドをした男性が真っ先に手を挙げ、MCが「では、その鉢巻をした方、はちまきですか?あ、すみません、包帯ですかね?」というと、さんまが「ケガしてはんねや!なんでおっさんが、ハチマキすんねん!」とツッコミ会場がさらにヒートアップした。
2つ目の質問では、「ラストシーンもっとも泣けると評判の病院のシーンで”スギモト薬局”の小ネタのほうが気になってしまったとあのシーンは意図がありましたか?」と聞かれ、さんまさんも「よく気づいた!」と話し、渡辺監督も「ご指摘のとおりです」とニンマリ。どれだけの観客がその小ネタに気づいたか問うと、3割ぐらいの方が、気づいたと挙手していた。
Q&Aが終わると、明石家さんまが、7/1に66歳の誕生日を迎えたことをサプライズで祝うため、「漁港の肉子ちゃん」仕様のオリジナル誕生日ケーキが披露された。
最後に、東京の日劇が閉じてから、日本の映画館でもっとも大きなスクリーンとなったTOHOシネマズ梅田の客席をバックにフォトセッションが迎えられ、終始、笑いがたえず、大盛況のまま舞台挨拶は終了した。
■登壇者
企画・プロデュース:明石家さんま(66)
1955年7月1日、奈良市生まれ。お笑い芸人。
企画・プロデュースを務めた作品にNETFLIXドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話」(18)がある。
監督:渡辺歩(55)
1966年9月3日生まれ、東京都出身。86年にスタジオメイツに入社、同社で原画デビュー。88年にシンエイ動画へ移り、TVアニメ「ドラえもん」で原画・作画・演出などに多岐にわたって活躍。2011年よりフリーに。その後はTVアニメ「宇宙兄弟」(12~14)、「恋は雨上がりのように」(18)など精力的に監督作を発表。『海獣の子供』(19)では第74回毎日映画コンクールアニメーション映画賞、第23回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞。
<あらすじ>
食いしん坊で能天気な肉子ちゃんは、情に厚くて惚れっぽいから、すぐ男にだまされる。一方、クールでしっかり者、11歳のキクコは、そんな母・肉子ちゃんが最近ちょっと恥ずかしい。そんな共通点なし、漁港の船に住む訳あり母娘の秘密が明らかになるとき、二人に、最高の奇跡が訪れる――!
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