【呪術廻戦】伏黒甚爾のよかったなの意味は?死亡・復活・自害の理由は?

伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)は「呪術廻戦」に登場するキャラクターで、「呪力をまったく持たない」という希少な特徴を持っています。

また、それ故の圧倒的な実力で読者の間での人気も高いです。

伏黒甚爾は死に際に「よかったな」と意味深な発言を残しており、その真意が気になっている読者も多いはず。

この記事では、伏黒甚爾の強さや魅力、「よかったな」発言の真意に迫っていきます。

目次

【呪術廻戦】伏黒甚爾とは?天与呪縛をもつ伏黒恵の父親

伏黒甚爾とは一体どんな人物なのでしょうか?

詳しくみていきましょう!

伏黒甚爾の基本情報

引用元:「呪術廻戦」公式Twitter

誕生日 12月31日
趣味 ギャンブル
好きな食べ物 肉とモツ
嫌いな食べ物 酒(全く酔わない為)
ストレス 禪院家

趣味がギャンブルとなっているように、実際その言動は金や娯楽目当てのものが多く、現実世界だったら典型的なダメ男のような印象を受けます。

出生は呪術界御三家のうちの1つ「禪院家」で、もともとは禪院甚爾(ぜんいんとうじ)という名前でしたが、婿入りしたため伏黒の姓に変わっているようです。

ストレスが禪院家となっていうように、禪院家との関係性は最悪で、それが理由で禪院家を出て婿入りしています。

伏黒甚爾の能力

伏黒甚爾の能力は、「天与呪縛(てんよじゅばく)」「フィジカルギフテッド」と表現されその内容は、呪力がまったく無い代わりに身体能力がズバ抜けて高い、というものです。

呪力が少ない呪術師というのはそれほど珍しくありませんが、伏黒甚爾の場合は呪力から完全に脱却しているというのがポイントで、呪力が全くの0である人間は禪院真希(ぜんいんまき)が覚醒するまでは伏黒甚爾ただ1人でした。

通常は、覚醒前の真希のように、呪力がないと呪例を見ることすらできないのですが、伏黒甚爾の場合は呪力がまったく無い代わりに五感が極限まで研ぎ澄まされた結果、肉眼でも呪例を見ることができます。

身体能力が高いだけ?と思うかもしれませんが、戦闘においてこれがかなり厄介です。

呪術師同士での戦いでは、相手のまとっている呪力から次に何をしようとしているかを感じ取ったりするのですが、伏黒甚爾は呪力がまったく無いため次に何をしようとしているかがわかりません。

一度障害物に隠れるなどして視界から外れると、さらにどう動いているのかがわからなくなるため、どこから襲ってくるかわからない脅威に晒されます。

戦闘以外においても、呪力がまったく無いために結界を素通り出来たりするので、敵にすると非常に厄介です。

また、身体能力の高さは半端なものではなく、呪力がないにも関わらず作中最強と言われる五条悟と互角にやり合うほどです。

戦闘スタイルはその身体能力を活かしたバリバリの武闘派で、相手の術式を強制解除する刀や、自らの筋肉の力によってその効果を最大限発揮する武具など、自分の能力にあった武器を使って戦います。

伏黒甚爾は伏黒恵の父親

伏黒甚爾は【呪術廻戦】のメインキャラである伏黒恵の実の父親です。

黒髪でツンツンした頭や、鋭い目つきがとてもよく似ていて、両方を知る五条悟は「そっくりだな」と評しています。

恵は術式をもっていてフィジカルギフテッドは遺伝していませんが、恵は中学時代に地元の悪そうな奴らをだいたいシめていて、その喧嘩の強さはまさに親譲りって感じがしますね。

【呪術廻戦】伏黒甚爾は死亡したが復活!?経緯を説明

伏黒甚爾は過去にすでに死亡しているはずなんですが、渋谷事変に登場していて不思議に思った読者も多いのではないでしょうか。

ここからは伏黒甚爾が復活した理由や経緯、復活したその後について解説していきます。

死亡理由:五条悟に受けた致命傷により死亡

伏黒甚爾はストーリー本編の時間軸から11年前に、五条悟との戦闘に敗れ既に死亡しているキャラクターです。

当時まだ呪術高専の学生だった五条は、天元様との同化を予定している星漿体(せいしょうたい)天内理子の護衛という超重要任務につきます。

一方伏黒甚爾は、天元様と星漿体の同化を良く思わない宗教団体の依頼で、つまり金目当てで天内理子の殺害に動き出すのです。

護衛任務の終盤、いよいよ天元様と同化するために天内理子を呪術高専の結界に連れてきたところで、伏黒甚爾が五条悟に襲い掛かります。

護衛任務の期間中、裏で伏黒甚爾が様々な情報戦を仕掛けていたため、五条悟はかなり神経をすり減らしていて万全な状態ではありませんでした。

それに加えて、伏黒甚爾は圧倒的なフィジカルによる超高速の攻撃と、相手の術式を強制解除する「天逆鉾(あまのさかほこ)」を活用、五条悟をめった刺しにしてしまいます。

その後伏黒甚爾は天内理子を殺害し、依頼主である宗教団体に遺体を届け、目的を達成するのでした。

しかしその直後、目の前に殺したはずの五条悟が現れます!

実は五条悟は一太刀めを受けた瞬間に、反撃をあきらめ反転術式を使った体の回復に全神経を注ぎ、一命をとりとめていたのでした。

ここから第2ラウンドが始まるのですが、死の淵で呪力の核心をつかんだ五条悟は何やらハイになっている様子。

先の戦闘では見せなかった術式反転「赫(あか)」や虚式「茈(むらさき)」を発動し、伏黒甚爾の体を貫きます。

こうして伏黒甚爾は五条悟に敗北し死亡してしまうのです。

復活理由:渋谷事変で降霊術により復活

11年前に死亡した伏黒甚爾ですが、渋谷事変において復活を果たします。

虎杖・伏黒・猪野の3人が帳(とばり)を守っている呪詛師を倒そうと動いたときに、呪詛師 おがみ婆とその孫との戦闘になります。

おがみ婆の術式は降霊術で、孫の体に降ろした霊が伏黒甚爾の霊でした。

霊でも伏黒甚爾は流石の実力で、対峙した猪野はあっという間に戦闘不能にされてしまいます。

おがみ婆は孫を正気に戻そうとするのですが、伏黒甚爾の魂がおがみ婆の孫の体を乗っ取り暴走し始め、おがみ婆を殺してしまうのです。

暴走した伏黒甚爾はその後、七海・直毘人・真希・恵VS陀艮(だこん)の戦闘に乱入し、陀艮をめった刺しにして祓います。

結果的に特級呪霊を祓ってくれたので、恵たちに良い決着になりましたが、暴走する伏黒甚爾はすぐさま恵に襲い掛かってきました。

こうして実の親子同士での殺し合いが始まったのです。

2度目の死亡理由:伏黒恵との戦いで自害

暴走する殺戮マシーンと化した伏黒甚爾に対し、恵は自らの術式をフル活用し、また家入硝子(いえいりしょうこ)がバックにいるというメリットを考慮し、対抗します。

ちなみに恵は目の前の相手が実の父親であることを知りません。

頭をフル回転して伏黒甚爾になんとか致命傷を与えようとする恵ですが、圧倒的な身体能力によって躱されてしまいます。

手詰まりかと思った瞬間、突然伏黒甚爾が恵に名前を聞いてきます。

「伏黒・・・」と答えると「禪院じゃねえのか、よかったな」と言って、自分のこめかみを切り裂き自害してしまったのでした。

【呪術廻戦】伏黒甚爾の「よかったな」はどういう意味?

自害した伏黒甚爾が最後に言った「よかったな」はどういう意味だったのでしょうか?

伏黒甚爾が産まれた禪院家は、伝統ある呪術界の家柄のためか、良い術式を持っているかどうかで人の価値を判断する人間しか居ませんでした。

呪力が0の伏黒甚爾は当然評価されず理不尽な扱いを受け、伏黒甚爾もそんな禪院家を毛嫌いし、「ごみ溜め」と表現しています。

また、伏黒甚爾はギャンブル好きで金のために行動する性格で、父親の印象はありませんが、息子に対する愛情は持ち合わせているようです。

11年前に五条悟に敗北したときも、最後の言葉として息子のことを託すようなことを言っています。

「よかったな」の発言も、仮に術式を持っていたとしても、自分が軽蔑する禪院家のしがらみの中に息子がいないことがわかっての発言であると考えられます。

一見非情な人間に見える伏黒甚爾ですが、禪院家の人間に比べれば人間味があってずいぶんマシなように感じますね。

【呪術廻戦】伏黒甚爾の「よかったな」の意味と死亡・復活の理由まとめ

伏黒甚爾の圧倒的なフィジカルに由来するその強さと、「よかったな」の真意について解説してきました。

五条悟との戦いを通してその実力がよくわかりましたし、息子の恵に対する感情も垣間見えて、より伏黒甚爾のことが魅力に引き付けられましたね。
今後伏黒甚爾が再登場する機会は少ないと思いますが、霊として復活したのですから、また登場する可能性も0では無さそうです。

また、息子の恵や、同じように完全に呪力から脱却した真希など、影響を受けているキャラクターの今後の活躍も楽しみですね。

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