Fbayが閉鎖した?その理由と違法漫画サイトの危険性を解説!

「fbay(エフベイ)」は、無料で漫画が読める違法漫画サイトです。

同じく漫画違法サイトである漫画BANKの後継とされ、日本国内でも利用者が多かったとされています。

「ワンピース」や「東京卍リベンジャーズ」などの有名な漫画を無料で読めるのなら、お金がかからなくていいですよね。

2021年に15歳から29歳の男女を対象に行われたアンケートでは、20代女性の約4割が違法な漫画サイトを利用した経験があり、約17%の方が現在も利用していると回答しました。

しかし、その利用の裏には大きなリスクがつきまとっているのです。

ご存じの通り、日本は漫画大国と呼ばれており、出版社、漫画家、読者は数多く存在しています。
それを悪用した違法漫画サイトによる被害は、何故未だに続いているのでしょうか。

この記事では、「Fbay(エフベイ)」がどのような内容だったのか基礎知識を解説するとともに、漫画違法サイトを利用した際の危険性を説明していきます。

また安全でお得に漫画を読めるサイト、アプリも紹介するので参考にしてください。

「Fbay」は2022年11月現在閉鎖している!
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目次

漫画違法サイトfbayが閉鎖したって本当?

fbayは2011年11月に公開され、2022年の1月頃まで更新が確認されておりました。

しかし、2022年5月現在、URLにアクセスしても、検索サイトで「fbay」と検索しても漫画が読めるサイトなど出てきません。

twitterで閉鎖報告などが複数あがっておりますので、閉鎖されたということで間違いないでしょう。

fbayが閉鎖した理由は?

fbayは他者の著作物を無断でアップロードしていたため、著作権を侵害していました。

2022年2月、DMCAによる集英社の異議申し立てを受けて閉鎖したとされています。

DMCAとは、デジタルミレニアム著作権法というアメリカの制度であり、海外のサイトだからといって運営者が罪に問われないわけではないのです。

fbayが復活する可能性はある?

DMCAの異議申し立てにはURLが必要であるため、URLを変更してしまえば、再度の異議申し立てを受けるまでの時間稼ぎが可能です。

前身の漫画BANKの閉鎖の後に生まれたfbayですが、fbay閉鎖の後も、後継と思われる漫画playが登場しています。

2022年3月には、後継の漫画playも閉鎖されたようです。
また新たな後継サイトが出てくるかもしれませんが、fbayそのものが復活する可能性はかなり低いと思われます。

そもそもfbayってどんなサイト?

fbayは登録不要で無料で漫画を読むことができるサイトです。

fbayのトップページには画像のついた漫画のタイトルが大量にあり、読みたい漫画をクリックするだけで読むことができました。
更新頻度も早く、人気のある週刊誌の漫画などは発売日翌日にはもうアップロードされていました。

検索機能はあったものの、作品名を検索バーに入力しても正常に機能せず、指定の漫画が見つからない状態だったとの報告があがっています。

前身の漫画BANKが閉鎖されて、急遽作ったクローンサイトであったため、一部不備があったのではないでしょうか。

あくまでも広告費狙いの違法サイトだったため、セキュリティ面やユーザーの使いやすさといった点はほとんど無視されていたようです。

また、twitter上では「特殊な方法で検索すると漫画が出てくる」といった怪しげな内容で、DMを求める内容も多かったとのことです。

漫画違法サイトを使うことの3つの危険性

fbayに限らずインターネット上には多くの漫画違法サイトがありますが、どのサイトも安全性に問題があります。

1.個人情報が漏洩する

漫画違法サイトのような得体の知れないものに、会員登録してしまうと個人情報の漏洩につながります。

しかし、会員登録しなければ安全というわけではありません。

インターネットを利用する上で気を付けなくてはいけないことのひとつに、ウイルスの存在があります。

「知らないアプリをダウンロードしなければいいんじゃないの?」と思われている方もいるかもしれません。
実はポップアップをクリックしただけでもウイルスに感染してしまうことがあるのです。

実際に、漫画違法サイトを利用し、ウイルスに感染していたという報告がいくつもあがっています。

スマートフォンやタブレットがウイルスに感染してしまうと、クレジットカードなどの情報が流出してしまったり、スマートフォンやタブレット本体が使用不可能になってしまう可能性があります。

また、ウイルス被害のほかに架空請求の被害にあう危険性もあります。

2.罪に問われる可能性がある

漫画違法サイトは、他人の著作物を許可なく利用しているため、著作権法違反となります。

2021年に改定された著作権法では、サイトの管理者でなくとも刑事罰が課せられるようになりました。違法にアップロードされたものと知りながらダウンロードした場合には、懲役2年以下、200万以下の罰金が科せられます。

つまり、見るだけならば罪には問われませんが、あくまでもグレーゾーンですのでお気を付けください。

3.仮想通貨のマイニングに参加させられる

fbayなどの漫画違法サイトを利用した場合の報告として、近年多くなってきているのは、マイニング被害です。

マイニング被害とは、アクセス中にスクリプトを埋め込まれ、仮想通貨の自動生成をさせられてしまうことです。

マイニング被害にあうと、スマートフォンやタブレットに膨大な不可がかかるため、バッテリーの消耗が早まり、最悪の場合は故障してしまったり、膨大な通信料の請求がきたりしてしまいます。

心当たりがないのに、突然CPUの使用率が100%になった際には、マイニング被害を疑いましょう。

fbayの代わりに安全でお得に読む方法

漫画違法サイトを利用することは、管理者の犯罪に加担してしまうだけでなく、利用者個人にもリスクがかかります。

漫画を安全に読みたいけれど、あまりお金を使いたくない。そんな方のために、fbayの代わりとなるものを紹介します。

いずれの電子書籍サービスも完全無料とまではいきませんが、クーポンや特典などを利用することで安全かつお得に漫画を読むことが可能です。

1.コミックシーモア

「コミックシーモア」は、NTTソルマーレ株式会社が運営している電子書籍サイトです。

17年以上続いている電子書籍サービスの老舗であり、他社発行の漫画・ライトノベル・小説などを配信しているほか、複数のオリジナルレーベルも存在します。オリジナルレーベルの中には、テレビドラマ化されたものもありますので、もしかしたら流行の先取りが出来るかもしれません。

国内最大級といわれているだけあり、豊富な無料立ち読みに加え、1巻まるごと無料の漫画も多く、お得に漫画が読めます。

初回登録時や定期的に配信されるクーポンを利用すれば、好きな漫画の最新刊を安く購入することも可能です。

2.U-NEXT

「U-NEXT」は、株式会社U-NEXTが運営するコンテンツプラットホームです。

U-NEXTといえば動画で有名ですが、「次にくるマンガ大賞」の協賛もしており、漫画にも力を入れています。

月額2,189円で毎月1,200円分のポイントが付与されるため、漫画約2冊分が無料で楽しめます。

新規利用者には無料トライアルとして1冊無料となるサービスも行っています。

もちろん、動画は見放題作品が豊富にあるので、漫画を楽しみつつ、動画も観たいという方にオススメです。

3.ameba漫画

「ameba漫画」は、株式会社サイバーエージェントが運営する電子書籍サイトです。

漫画に特化しているため、40万冊以上の漫画や4000冊以上の無料作品を楽しむことができます。

新規登録者に限り、「100冊まで全部40%OFFクーポン」を発行しています。

見逃した連載作品や、人気作品をまとめ買いしたい方にオススメです。

現在は、女性向け漫画サイトとしてリニューアルしており、ユーザーは20〜40代の女性が中心です。

もちろん、少年・青年漫画もありますので男性でも楽しめます。

fbayについてのまとめ

違法漫画サイトの存在が知られるようになったのは、2019年に違法漫画サイトとしては当時最大手だった「漫画村」の管理人が逮捕されたことが、当時のニュースで話題になってからです。

違法漫画サイトは無料で漫画を読めるということで便利ではありますが、著作権法に違反している以上、読むだけでも違法行為であることに変わりはありません。

2021年の違法漫画サイトによる年間被害額は、1兆円を超えるというデータも出ており、その被害は年々深刻化しています。

違法漫画サイトの管理人は広告費目当てで運営しているため、アクセスしなければ被害の抑制につながるのですが、残念ながら違法行為と認識しつつも利用するユーザーが後を絶たないのが現状です。

海賊版サイトから出版社を守る団体、一般社団法人「ABJ」によりますと、漫画違法サイトへの月間アクセス数は数億人にのぼるといわれています。

そのため、リスクを承知の上で運営する管理人と出版社によるイタチごっこは、未だに続いているのです。

出版社は、本が売れることで収入を得ています。

違法漫画サイトの存在により、本来得られるはずの収入が失われてしまっては、ゆくゆくは倒産の危機さえ有り得ます。漫画家もまた、苦労を経てプロになったというのに、生計が建てられなくなってしまいます。

現在の法律では、違法にアップロードされた漫画を読むだけでは罪には問われませんが、今後の法整備次第では読むだけでも罰せられる可能性がおおいに有り得ます。

漫画違法サイトは「無料で楽しめる場所」ではなく、「商品を無断で利用した上で、トラブルを招く場所」です。

くれぐれも、違法漫画サイトの利用は止めましょう。

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