2019年12月13日から放映されている映画「屍人荘の殺人」が、ひどい、つまらない、宣伝詐欺だ!と、レビューが炎上しています。
一体なぜ、炎上するほど酷評ばかりが集まってしまったのか…。
映画を見た人は、どんなところに不満を抱いたのか…。
屍人荘の殺人を詳しく見ていきながら、その原因を突き止めていきましょう。
https://xb186143.xbiz.jp/shinhannin-flag/この記事はネタバレを含む内容となっておりますので、閲覧にはご注意ください
映画屍人荘の殺人 詳細
まずは、映画屍人荘の殺人が、どんな作品なのかから見ていきましょう。
公開日: | 2019年12月13日 |
監督: | 木村ひさし |
原作: | 今村昌弘『屍人荘の殺人』(東京創元社刊) |
脚本: | 蒔田光治 |
主題歌: | Perfume「再生」 |
キャスト: | 神木隆之介/浜辺美波/中村倫也/葉山奨之/矢本悠馬/佐久間由衣/山田杏奈/大関れいか/福本莉子/塚地武雅/ふせえり/池田鉄洋/古川雄輝/柄本時生 |
あらすじ
神紅大学のミステリー愛好会に所属する葉村譲(神木隆之介)と明智恭介(中村倫也)は学内の事件を推理する自称【ホームズ】と【ワトソン】。続きを読む
しかし葉村はミステリー小説オタクなのに全く推理が当たらない万年助手。事件の匂いを嗅ぎつけては首を突っ込む会長の明智に振り回される日々を送っていた。そんなある日、2人の前に剣崎比留子(浜辺美波)という謎の美人女子大生探偵が現れ、ロックフェス研究会の合宿への参加を持ちかけられる。部員宛てに謎の脅迫状が届いたこと、去年の参加者の中に行方知れずの女子部員がいることを伝え、葉村と明智の興味をひく。3人が向かった先は山奥に佇むペンション【紫湛荘】。そこに次々と現れるクセモノだらけの宿泊者。しかし葉村たちは想像を絶する異常事態に巻き込まれ、立て篭りを余儀なくされる。一夜が明け、ひとりの惨殺死体が発見される。それは死因もトリックも全てが前代未聞の連続殺人事件の幕開けだったーー
犯人は何者?
引用元:https://shijinsou.jp/about.html
映画 屍人荘の殺人はかなり期待の作品だった?
#屍人荘の殺人 Production Note✍
「今回の俳優部は本当に仲が良かった印象です。その盛り上がりの瞬間にいつも #神木隆之介 さんがいて、さすがのワトソンでした」と、神木さんのワトソンを絶賛🔎
ぜひ劇場でお楽しみください✨ pic.twitter.com/uDUGsJ6XXv
— 映画『屍人荘の殺人』公式 (@shijinsou_movie) 2019年12月20日
本作品は、公開前からかなり話題の作品となっていました。
その理由は以下の4つです。
- 人気俳優の神木隆之介と中村倫也といったイケメンどころが揃っている。
- 監督は、「99.9-刑事専門弁護士-」「民王」など見る人をやみつきにさせる作品を多く生み出してきた、木村ひさし。
- 脚本は、「TRICK」「金田一少年の事件簿」などミステリーに定評がある蒔田光治。
- 主題歌には人気3人組テクノユニット、perfume。
このように、映画 屍人荘の殺人は話題性抜群の作品だったようです。
それでは、一体なぜここまで酷評となってしまったのでしょうか?
それには、5つの理由があったようです。
酷評になってしまった5つの理由
ゾンビが出てきてがっかりした
調査した中で最も多かった意見がこの意見です。
名推理が待ち構えていると思いきや、ゾンビが登場したことで「世界観が台無し」「一気に冷めた」などの意見がありました。
そしてゾンビが発生した理由や原因まで詳しく明かされていなかったことも、視聴者から批判される原因となったようです。
ゾンビの存在に疑問を持ち、視聴者がそれについていけないままに、詳しい詳細まで分からず終わってしまったため、視聴者にはモヤモヤが残る結果となりました。
予告の仕方がまるで宣伝詐欺だった?
本作品を見た人の中では、「予告動画を見なければもっと楽しめたのかも…」という声が多く見られました。
酷評となってしまった原因には、予告動画を見て期待していたものと違ったというのが理由の一つとして挙げられているようです。
まるで宣伝詐欺と言われてしまった予告動画が、こちらの2つです。
映画屍人荘の殺人 予告編1
映画屍人荘の殺人 予告編2
予告動画を見てみると、どんな推理物語が描かれているのかワクワクするような構成になっています。
がっつりミステリー系かと期待してしまったばかりに、ゾンビ系だったというオチにがっかりしてしまった人が多かったのかもしれませんね。
原作となった『屍人荘の殺人』により期待値が高かった
引用:東京創元社
原作となった『屍人荘の殺人』は、今村晶弘のデビュー作品であり、国内ミステリーランキング4冠を達成しています。
- 第27回鮎川哲也賞受賞
- このミステリーがすごい!2018年度版:1位
- 週刊文春ミステリーベスト10:1位
- 2018本格ミステリ・ベスト10:1位
- 第18回本格ミステリ大賞受賞
このような数々の記録を打ち出すのは、新人作家としては偉業と言われています。
そしてこの原作となった小説により、『映画 屍人荘の殺人』はより期待される作品となったのです。
原作に惹かれ、原作とは違う面白さを求めた視聴者の心を掴むことは容易ではなかったようです。
展開が簡単に読めてしまった
今回の映画はミステリー系を謳っていたため、視聴者はドキドキハラハラするような推理や展開を求めていたようです。
しかしどんでん返しのようなものはなく、怪しいと思った人物がそのまま犯人であったり、簡単に展開が読めてしまい物足りなさを感じた方も少なくなかったようです。
推理映画の場合はどんでん返しが醍醐味といっても過言ではないくらいなので、読めない展開だとなお楽しめますよね。
サスペンスではなくコメディ要素が高かった
酷評された意見の中には、「思っていた以上にコメディ要素が強かった」というものも見られました。
ちょっとしたコメディ要素があることで、ミステリーものがリズム感良く見れるようになることも多々ありますが、
今回の映画では本格ミステリーを期待されただけに、強すぎるコメディ要素にしっくりこなかったようです。
映画屍人荘の殺人 ロケ地まとめ
『映画 屍人荘の殺人』では、東京、神奈川、千葉、静岡を中心にロケが行われました。
聖地としてファンが訪れているのは以下の5か所のようです。
- 姫の沢 自然の家(静岡県熱海市)
- 文教大学 湘南キャンパス(神奈川県茅ケ崎市)
- 喫茶JOY(東京都台東区)
- 長崎キャンプ場(千葉県君津市)
- いちはらクォードの森(千葉県市原市)
本作品の舞台となったペンション「紫湛荘」はCGで作られていたようです。
さらに入口周りの部分は静岡県の熱海市にあったものの、現在は廃止となっています。
作品の中ではキーワードとなった場所であるため、一度は拝んでみたかったですね!
映画「屍人荘の殺人」の舞台のペンション「紫湛荘」の入口周りの階段などのロケ地は静岡県熱海市にある「姫の沢自然の家」ぽいね。残念ながら「姫の沢自然の家」は平成31年3月31日をもって施設廃止になってるみたいだね。#屍人荘の殺人 #ロケ地 #紫湛荘 #ペンション #prfm #再生 #湖畔のペンション pic.twitter.com/Y4FOpx4sJh
— Perfume_PTAM (@Perfume_PTAM) December 18, 2019
映画『屍人荘の殺人』ロケ地巡り①
明智五郎な倫也さんを拝ませていただいた次の日は、
明智恭介の足跡を辿り神紅大学へ。雨なのが残念だったけど、明智さん(恭介)への想いが再び高まったのでありました♡#中村倫也 #屍人荘の殺人 #美食探偵 pic.twitter.com/E2YFDv6Yjd
— しほ(戦慄のなにか) トプコタン (@_actors_aka) January 27, 2020
映画「屍人荘の殺人」ロケ地聖地巡礼①
浅草☕喫茶ジョイJOY
ママさんとてもいい人
トマトケチャップたっぷり喫茶店のナポリタン🍝クリームソーダ🍹
鉄板ではなく皿で提供
のどに詰まらせないように良く噛んで食べましょう#神木隆之介 #浜辺美波 #中村倫也 #屍人荘の殺人https://t.co/i9ETL8ZERu pic.twitter.com/uqm2OLQ0Z7— あんぱんち (@an_punch) November 29, 2019
映画屍人荘の殺人 評価
最後に、実際に映画を見た人たちの評価を見てみましょう。
ネタバレが含まれますが、ご了承ください。
夕方から『屍人荘の殺人』を鑑賞して来た☺️ 前売券も買って愉しみにしていたのであるが、予告篇を観て思うてた映画とちゃうやん…ネタバレになるから詳しく書けへんけど、Interestを求めてたのにFunnyなだけの作品やった😓 原作は読まん主義やけど、映画としてどうなん?動員もイマイチっぽいし🙄
— 映画お化け 👻 (@Kinogeist2017) December 21, 2019
予告映像から想像してたのと中身が違った。#屍人荘の殺人
— げんたくん (@kujukurihama1) August 8, 2021
屍人荘の殺人鑑賞
予告編や告知ポスターから予想する内容と全然違い唖然。ネタバレ厳禁以前にジャンル違いの映画。
この作品は予告・宣伝を誠実に作らなかったからレビューなども荒れているのでは?
予告見てなければそれなりだったかも知れないが、予告で期待した今作はダメだった。残念。 pic.twitter.com/EvWoJvv5dm— 映画を観よう (@Movie_Show_) 2019年12月18日
映画屍人荘の殺人 まとめ
【映画評】中村倫也の明智だからこそ成立した『屍人荘の殺人』 神木隆之介×浜辺美波と“存在感”の殴り合い#中村倫也 #神木隆之介 #浜辺美波 #屍人荘の殺人 https://t.co/TOwc1IYgbJ pic.twitter.com/wjExzPzTPy
— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) 2019年12月22日
これまで、映画屍人荘の殺人がなぜ多くの酷評を受けたのかについて調査し理由について解説してきました。
複雑なトリックや動機があるようにも思える予告とは正反対に、単純で早々に分かってしまう動機と結末。
黒幕が分からず、続編があるのか?とも思えるような終わり方。
さらには、ミステリーと謳っているのにも関わらず予告にはなかったゾンビの登場。
本格ミステリーを期待して映画を見に行った人たちにはしっくりこない、コメディ要素の強い映画となっていました。
話題性にたけていただけに、多くの方が期待をして見に行ったことでしょう…。
その結果、期待外れに終わってしまった方が多く、ここまでの酷評となってしまったようです。
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