2012年4月4日、「銀英伝カフェ」が開催中の原宿のカフェ「TEA ROOM2525」において「銀河英雄伝説」原作者・田中芳樹トークイベントが行われた。
4月14日から、舞台「銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟編」が始まり、改めて話題となっている「銀河英雄伝説」。
トークイベント当日は約50名の銀英伝ファンの方々が参加した。
4月4日はヤン・ウェンリーの誕生日ということで、イゼルローンをイメージしたケーキでお祝い。
トークでは、田中先生の楽しいお話に笑いが絶えず、田中先生も忘れてしまっていることを、ファンの方から質問されたりと、熱いイベントとなった。
――舞台の総括をしてみての感想
田中先生:圧倒された。熱心にやってくれる人に任せ、何も言わずに見ていたが、満足している。
舞台化すると聞いたときは、考えてみたらアニメ化されているし、世の中にはもの好きがいるもん
だな、いよいよ世紀末だなと思った。(笑)
――小説を書くときは、実際に俳優を思い浮かべて書かれる人もいるが、「銀英伝」はモデルがいるのでしょうか。
田中先生:モデルはいません。
映像化は無理だろうと思っていました。
――マンガ、アニメーションや、今回の舞台ではヤン・ウェンリーはみんないい男ですよね?
田中先生:マンガになる時、ヤンのイメージを聞かれたので、宮崎駿の「名探偵ホームズ」のようにしてくださいと伝えたら、そんなにいい男だったんですか?と言われました(笑)
――原作者のなかでは、ヤンはあんなにかっこいいイメージなんですか?
田中先生:今回、舞台でのヤン・ウェンリー役の河村隆一さんはかっこよすぎる。三角関係になったらヤンが振られるわけない(笑)
――もし田中先生が「銀英伝」のキャラクターなるとしたらどのキャラクターですか?
田中先生:作家は学校の先生のようなもので、あの生徒が好きであの生徒が嫌いとは口が裂けても答えてはいけないんですね(笑)ごめんなさいね…
――ヤン・ウェンリーの誕生日はなぜ4月4日?
田中先生:きちんと理由を考えて4月4日にしたわけではない。
キャプテンで連載しているとき、読者の方に生年月日と血液型を教えてほしと言われ、その時に決まった。
――最後に舞台「銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟篇」にお越しいただく方へ。
田中先生::舞台化に関しては、任せたらやりたいようにやってもらう。舞台ならではの見せ場や演技、隠し技が楽しめると思う。私は一観客として楽しみたい。
■舞台概要
舞台「銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟編」
場所、日程:
東京国際フォーラム・ホールCで4月14日~22日
NHK大阪ホールでは4月28日~29日
出演:河村隆一(ヤン・ウェンリー役)馬渕英俚可(ジェシカ・エドワーズ役)野久保直樹(ジャン=ロベール・ラップ役)、大澄賢也(ムライ役)天宮良(アレックス・キャゼルヌ役)中川晃教(オリビエ・ポ
プラン役)松井誠(ワルター・フォン・シェーンコップ役)西岡徳馬(シドニー・シトレ役)他
公式サイト:http://www.gineiden.jp/doumei/
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