オタラボ恒例のアンケート調査結果。
今回の調査結果は、「あなたのBLはどこから?」アンケート!
オタラボやフォレストページ会員を対象にお答えいただいた中から調査結果をお届けします。
Q1.あなたはBLが好きですか??
ドラマCDに始まりアニメ、果ては実写化など近年ますます大きくなってきたジャンル「BL」。
「どちらともいえない」という回答を抜きにして、
「はい(好き)」か「いいえ(そうでない)」でご回答いただきました結果がこちら!
・はい :586
・いいえ:60
アンケートに答えてくださった方がオタラボやフォレストページのユーザーさんということもありますが、なんと、回答者の実に9割以上が「BLが好き」と回答。
まさかここまでの比率とは思わず、これにはただただびっくりです。
Q2.好きになったきっかけを教えてください!
そうと来たら聞かずにはいられない。
「あなたのBLはどこから?」ということで、BLを好きになったきっかけを教えていただきました。
・いつの間にか漫画やアニメのキャラで妄想している自分がいた:236
・友達や家族の勧め(「友達や家族の部屋で見つけた」を含む):156
・間違えてBL漫画を買ったら意外と嫌いじゃなかった : 73
・ネットで辿り着いた : 45
・その他 : 38
「いつの間にかパターン」の多さに驚愕。
なんと、43%の方が「いつの間にか妄想していた」と回答。
自分でも気が付かないうちにBL妄想が始まっていただなんて、それはもう本能が欲していたとしか言いようが……。
なお、「間違えて買った」パターンの多くは、既存作品のアンソロジーコミックのようでした!
好きな作品の関連本と思って買った本がBLのアンソロジーだった、という経験は漫画・アニメ好きには「あるある」ですよね。
間違えますよね、あれね、わかります、ええ……。(経験談)
そして「その他」でちらほら見られた回答として、「BLというジャンルの存在を知って、どういうものか調べているうちに好きになった」という方も。
これはもう「時代」としか言いようがないですね!?
数年前は一部のファンの間でだけ楽しまれていた「BL」が今や完全なる市民権を得て、興味のない人までもが認識しているほどに一つのジャンルとして確立されているという現実!
ただ日々を過ごしているだけで不意に「BL」という言葉、ジャンルに触れられる世界に私たちは今、生きている……。
ここまで「BL」が周知されている今、果たして現在「BL好きである」と自覚されているみなさんは、いったいいつごろ目覚めたのでしょう?
Q3.それは何歳の時でしたか?
~12歳:251
13~15歳:219
16~19歳: 72
20~24歳: 13
25~29歳: 3
30歳~: 12
なななんと44%の方が小学校年長までにBLに目覚めたと回答。
筆者の小中高生時代を考えると早すぎるような気もしてしまいますが、これも興味を持って調べさえすれば何でも簡単に触れられる現代のネット社会の影響なのでしょうか。
ともあれ、BL自体の歴史が長くなっていくにつれて、親子揃ってBLファン! という方も多いよう。
ちなみに筆者の周囲には「母親がBLファンで家の中でもオープンにしていたため物心ついたときにはBL脳でした」という方がおります。
こっ、これが……2017年……!
さて、そんなBL時代において、みなさんが心揺さぶられる作品とは何なのか!
好きな作家さんも合わせて聞いてみました。
Q4.あなたの一番好きなBL作品を教えてください!
1位:世界一初恋 (中村春菊)
2位:テンカウント (宝井理人)
3位:抱かれたい男1位に脅されています。 (桜日梯子)
4位:純情エゴイスト (中村春菊)
5位:同級生 (中村明日美子)
6位:SUPER LOVERS (あべ美幸)
Q5.あなたの一番好きなBL作家さんを教えてください!
1位:中村春菊
2位:桜日梯子
3位:はらだ
4位:宝井理人
5位:おげれつたなか
5位:中村明日美子
さすがの人気作品、人気作家さんがズラリ。
アニメ化作品はやはり強い印象でした!
そういえば「BLを好きになったきっかけ」の質問で「その他」と回答された方の中には「たまたま見たアニメがBLだった」というコメントもありました。
ドラマCDだけでなく、テレビアニメや映画、実写化などBLのメディア露出もどんどん増えているので、そこから知っていく方も多いのかもしれませんね。
そして最後の質問は、BL人口が増加の一途を辿るなか、一番気になっていたこちら。
Q6.あなたにとって、BLの魅力とは?
・現実逃避&ファンタジーとして楽しめる :56
・葛藤しつつ障害や困難を乗り越える姿 :52
・性描写の多さ :22
・いけないものを覗き見するような背徳感 :20
・恋愛関係にある二人の立場が対等であること: 9
「障害を乗り越える姿」が大多数かと予想していましたが、1位はまさかの「現実逃避&ファンタジー」!!
こちらの補足コメントがどれもとても面白く興味深かったので、一部をご紹介させていただきます。
「自分に置き換えることなく、他人の恋愛を応援する感覚で楽しめる」
「自分が全く介入せず、素直に楽しめる」
「相手が女性だとどうしても現実から離れられず世界観にどっぷりと浸かれない」
「女性の嫌なところを漫画でまで見なくて済む」
「『女である自分には絶対に体験できない恋愛』というのがまた興味を煽られるし、魅力に思う」
言われてみればなるほど、なコメントばかりで納得してしまいました。
確かにどんな作品でも、女性の視点が生まれることで読んでいるうちに現実と結び付けてしまうところはありますね。
もちろん、「いわゆる普通というところからは逸れている」という障害が、女性が出てくることで浮き彫りになり、そこから生まれる葛藤もまたBLの醍醐味のひとつではありますが。
また、「二人の立場が対等」という項目にも、「女には入り込めない世界に対するあこがれ」「女の子に対してはしない扱いが好き」「リバーシブルが可能」などなど、興味深いコメントが寄せられました。
漠然と「BLが流行っている」という認識で、BLファンの方が何に魅力を感じたうえで今の流行に繋がっているのかぼんやりしていたところがあったのですが、こうして実際にBLファンの方の声を聞くと「それは確かにNLにはない魅力……!」と納得せざるを得ないコメントが多くて感動しました。
そして、BLを好きな方たちが「自分がBLの何に惹かれているのか」をすごくしっかり分かっていらっしゃることもまた興味深いです。
改めてBL作品を読んでみたいという気持ちにさせられる、とても面白いアンケート結果でした。
今回はみなさまのBLへの愛を共有くださりありがとうございました!
オタラボでは定期的にアンケートを実施しますので、またの回答をお待ちしております。
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調査期間:2/13~2/24
調査対象:オタラボ、フォレストページユーザー869人
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「あなたのBLはどこから?」アンケート調査結果
2017.03.17