呪術廻戦で彗星のごとく現れたキャラクターである高羽史彦(たかばふみひこ)。
特にヒーローの様なコスチューム。そして最強と言われている能力が話題になっています。
今回はそんな今大注目の高羽史彦について深掘りします!
【呪術廻戦】高羽史彦とは
高羽史彦は元・売れないお笑い芸人です。
登場回では芸人として上手くいかず、スベってしまい落ち込んでおり、最初はとても暗い人物という印象でした。
しかし再登場した場面ではヒーローのような独特のタイツ姿で現れます。
何とも言えない姿に驚いた読者の方もいたのではないでしょうか。
そんな彼のモデルになったと言われているのが、某お笑い番組で人気を博したセンターマン。
死滅回游では、伏黒と2対1で戦っている敵に対し「2対1、君たち本当にそれで公平に分けた…つもりなのかい?」と問いかけていました。
何だかこのセリフ、どこかで聞いたことがあるなと思った方もいるかもしれません。
実はセンターマンでも「お前ら、その金。本当に公平に分けたつもりなのかい?」というセリフがあります。
さすがモデルになっただけあってセリフも似せているんですね。
さらに「このコスチュームは!!俺に初めて”爆笑”を教えてくれたヒーローを模したものだ」と述べています。
この事から高羽史彦がお笑い芸人を始めたきっかけはセンターマンことネプチューンの原田泰造さんなのでは?といわれています。
元売れないお笑い芸人
登場回で高羽は、小さなお笑い劇場で「行き当たりもっこり」というネタを披露していました。結果は案の定スベり倒しており、お客さんも少なく、ネタ終わりに拍手をしている人はほとんどいないような状態。
そのため決して成功しているとは言えない状況でした。
自分のネタが終わった後、楽屋に戻ると劇場の支配人なのかマネージャーらしき人物からは
「この業界は遅咲きの奴、よー分からんキッカケで売れる奴ぎょうさんおる。でもそいつらは元々おもしろかったけど、埋もれていただけ。そうじゃないお前は、東京があの状況なんだから芸人やめろ。」
と罵声を浴びてしまいます。
罵倒されて落ち込み、肩を落とす高羽に対して先輩芸人のケンさんが声をかけます。
ケンさんは
「売れ続ける芸人は、ずっと面白い人間とずっと自分が面白いと勘違いできる人間に二分される。」
と話しており、さらに
「おもろいやつと自分のことをおもろいと勘違いできるやつ、お前はどっちや」
と問いかけました。
高羽史彦はいつの時代の術師?
作中では、「死滅回游泳者 高羽史彦」と表記されているため、羂索(けんじゃく)によって肉体を乗っ取られた現代の術師だと考えられます。
高羽を含む事前にマーキングされた千人の非術師は羂索による無為転変(むいてんぺん)によって、脳の形を術師の形に整えられます。
この様にして、呪術を与えられた者たちを使ったデスゲームが死滅回游です。
死滅回遊を行う目的は「天元と人類の一体化」です。
天元は呪術界における神のような存在で全知の術師と言われています。
過去に伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)の暗殺によって同化に失敗してしまったことで、老化が加速してしまいました。
老化により自我は消え、天地そのものが自分の自我となってしまいます。
10の結界は「日本の人間を彼岸へと渡す境界を結ぶ結界」と繋がっており、天元に対して強制的に同化させようとします。
死滅回遊では泳者は大なり小なりポイントを稼いでいますが、高羽は0点でした。
つまり一切誰も殺していなかったということです。
これはお笑い芸人として「人から一生笑顔を奪う真似はしない」という信念に基づいた行動であると言えます。
また、基本的には刃物などは使わず、ハリセンで相手の頭を叩いたり、背後に回ってカンチョーをしたりと戦い方も芸人スタイルと言えますね。
【呪術廻戦】高羽史彦の術式
術式は「超人(コメディアン)」です。
強そうな名前ですがコメディアンとついている所が元芸人さんの術式らしいですよね。
この術式は条件付きではありますが、自分のイメージを実現することができます。
例えば、高羽が「爆発をくらっても血を噴き出すくらいで済んだらウケる!」と確信した場合、それが現実になるのです。
なんと実際に致死レベルの爆発を受けても頭が少しチリチリ焦げるだけで回避していました。
また、敵のパンチをあんかけを体に纏うことで受け流すなど普通ではありません。
さらに攻撃では術式とは関係なくギャグを披露し、そして大胆にスベります。
するとなぜかスベるほど攻撃のレベルが格段に上がっていくのです。
どうやらギャグがスベるとその分、呪力が跳ね上がるという仕組みのようです。
基本は体術的なものがベースなのですが、ハリセンのような呪具を使って攻撃をすることがあります。
相手を確実に倒す攻撃力はないですが、攻撃のバラエティは多才のようですね。
【呪術廻戦】高羽史彦は唯一五条悟に対抗できる?
呪術廻戦の中でも最強と言われている五条悟。
そんな五条悟にも対抗できる能力を高羽は持っていると言われています。
例えば「最強の五条悟を倒せたらウケる!」と確信できる状況さえつくることができれば、倒せると考えられます。
しかし、この能力はあくまでもウケると思ったイメージにしか効果がありません。
また、「バラエティに赤(出血のこと)はご法度」という信念を持っているので、相手を殺害する状況はなかなかつくりにくいのではないでしょうか。
これらのことを考えると、確かに防御力は強いかもしれませんが、相手を戦闘不能にするほどの攻撃力は備えていないのでは…ということが考えられます。
また五条悟に対抗することはできるかもしれませんが勝つことはおそらく難しいでしょう。
とはいえ、「防御面では最強クラス」ということは間違いないので、今後どんな対決が見られるのか楽しみですね。
【呪術廻戦】高羽史彦は七海健人と関わりがあるってどういうこと?
7対3と聞いて何か思い出した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そう!渋谷事変で命を落とした七海建人です。
彼の術式は十劃呪法(とおかくじゅほう)といわれ、相手や物体に対して長さを線分した時の7対3の比率の点に攻撃を当てることができ、クリティカルヒットさせます。
強制的に相手に弱点を作り出すことができるのが特徴です。
ここで2人の共通点として注目すべき点は高羽が放った飛び蹴り、ハリセン、浣腸、ハイキックの攻撃です。
全てが中心を狙っていました。
5対5、つまり相手の中心をクリティカルヒットすることで、相手の弱点を作り出すことが可能になります。
七海の十劃呪法(とおかくじゅほう)と同じ原理ですよね。
登場回では高羽が意味深に「七三」と発言していたことからも読者の間では「この2人にはなにか関係があるのでは?」と噂されています。
【呪術廻戦】高羽史彦の登場話は?
一体いつから登場してきたのか、気になりますよね。
初登場はコミックス17巻の146話でした。芸人として上手く笑いが取れず、先輩芸人のケンさんに慰められています。
その後「五分だ五分だと言うけれど、本当は七三くらいが…」という不気味な発言を残していました。
そして再登場した際には「死滅回游の泳者」であることも合わせて明かされました。
【呪術廻戦】高羽史彦とはまとめ
今回は強烈なインパクトの高羽史彦についてご紹介しました!
作中では様々な特徴のあるキャラクターが登場しますが「元お笑い芸人」というのは意外でしたね!
本人の性格や信条が個性的であり、これからどんな活躍をしていくのかさらに目が離せませんね!