【サマータイムレンダ】の最終回を解説!たこ焼きの記憶があるのはなぜ?伏線未回収を解説!

SFサスペンス作品・『サマータイムレンダ』の最終回について気になる方も多いのではないでしょうか。

「サマータイムレンダの最終回はどうなった?解説してほしい!」

「サマータイムレンダの最終回のたこ焼きの記憶はなぜある?」

「サマータイムレンダの最終回で伏線未回収はある?」

今回はサマータイムレンダの最終回についてまとめました。

最終話が終わってもまだまだ楽しめる伏線や謎も残されていますので、そちらもお楽しみいただけると嬉しいです。

それでは見ていきましょう。

目次

【サマータイムレンダ】の最終回はどうなった?結末を解説!

サマータイムレンダは多くの謎や考察がある作品ですが、最終回はどうなったのか気になる方も多いのではないでしょうか。

サマータイムレンダの最終回は第1話と同じシーンから始まりますが影という存在自体消えていて、ハッピーエンドで終わりました。

詳しく見ていきましょう。

影の存在がない7月22日から始まる

最終回は第1話と同じ7月22日のシーンからはじまります。

見比べてみると分かるのですが、島の景色・特産品のいかの塩辛とよもぎ餅・島の説明はセリフも絵も同じです。

最終回の方が景色やフェリーはリアル感が増しています。

作品を書いていく中で、田中先生の絵のクオリティも上がっていることが感じられますね。

そこで気になるのが、慎平は昨日ではなく数年ぶりに島に帰ってきたというセリフ。

瀕死状態になった慎平でしたが、影という存在のことハイネや南雲先生の記憶は消えていました。

南方ひづるの記憶もなくなり、胸にダイブされた為激怒されてしまう慎平でした。

第1話で衝撃的だった自転車が空を飛ぶシーンも、もちろん変わっていません。

澪の自転車を止めようと慎平の体は勝手に動きますが澪はスッと止まります。

慎平は冷ややかな目で見られてしまいました。

第1話で慎平は潮の葬儀のために島に帰ってきていますが、最終回では潮から連絡があり帰省したことになっています。

澪や窓たちのお出迎えになぜか安心する慎平は、この気持ちがなんなのか戸惑っている様子です。

また最終回のセリフを見てみると変わっているところに、点々が付けられているところがあったりして田中先生のこだわりが見えますね。

影により殺された人々は全員復活

影により殺されたキャラは全員復活し、平穏な暮らしをしています。

島に帰ってきた慎平は、窓や朱鷺子と話をしてアランのお店に向かいます。

そこにいたのは、警察官の凸村、しおりちゃんの家で登場した汐見のおばちゃんでした。

そこで世間話をしたあと、皆さんお待ちかねの潮が登場します。

ハイネを消し去り存在が消えたと思っていた潮でしたが、なんと生きていました。

慎平と潮は抱き合い、再会したことを涙ながらに喜びます。

ここのシーンは泣けてきますね。

そして2日後に慎平と南方ひづる(南雲竜之介)は、コフネで慎平の見た夢について話をします。

そこで登場するのが、しおりちゃんのママとしおりちゃんです。

しおりちゃんはハイネに乗っ取られていた記憶が強いですが、最終回は本物です。

しおりちゃんと女の子が仲良く話をしているところ、慎平は聞こえてきた声にハッとします。

なんと竜之介が生きていました。

竜之介は高校生のときに、ハイネに殺されていましたが最終回では親子となっています。

その後慎平は夏祭りに参加します。夏祭りの夜は、大量に殺害された印象に残るシーンでしたよね。

そこでは雁切真砂人もしっかりおじいさんで、菱形青銅と根津銀次郎が輪をつくり話をしています。

このシーンには根津さんの奥さんも一緒に登場しており、ファンからすると泣けてしまう場面ではないでしょうか。

最後は潮の「おかえり」でハッピーエンド

全話では自分が消えてしまうと感じながらも、生きる気力を失う慎平を元気づけた潮。

慎平に私を見つけてというシーンは最初に見たシーンに比べ切なくなるようなシーンでした。

そんな2人が影との戦いで話した、たこ焼きの約束。

この約束で2人は思い出したように話をはじめ、気が付きます。

ジャンプ+では、白黒だった世界がカラーで表現されていました。

潮の笑顔で「おかえり」というセリフで最終回は終わりました。

あの涙ながらのお別れから無事に再会できたシーンはとても感動的です。

作品を見ながらどんな終わり方のなるのかと気になっていましたが、幸せな終わり方でした。

【サマータイムレンダ】の最終回は漫画何巻?アニメは?

引用元:【サマータイムレンダ】コミックス13巻

サマータイムレンダの最終回は漫画13巻の#139話、アニメは25話です。

最終回はアニメと原作で違っているという声があるようです。

たしかに原作ではある細かいシーンやセリフが、アニメではカットされているところがあります。

その反対にアニメのストーリーのために追加されている、原作にはないシーンもあります。

そういった部分で違っているという声が出ているようですね。

しかし最終回の結末はアニメも原作も同じですので、安心してみてくださいね。

アニメは放送時間など細かく決まっていることも多いため、そういった違いがあります。

アニメの夏祭りのラストシーンでは、花火の描写が美しく感動できるシーンでした。

花火のシーンは虜になったファンも多く、TwitterなどSNSでは2人と花火のイラストも多くのせられていましたね。

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【サマータイムレンダ】の最終回で慎平と潮はなぜたこ焼きの記憶が戻った?

サマータイムレンダの最終回では影のことやタイムリープについての記憶は誰も残っていませんが、慎平と潮は最後にたこ焼きの記憶を思い出しました。

なぜ記憶が残っていたのかは明かされていませんが、おそらく慎平と潮は夢のようなタイムリープしていた記憶を思い出した、または影潮がコピーしたのではないかと考えられます。

詳しく見ていきましょう。

おそらく影潮がたこやきの記憶のみコピーした?

最終回のお祭りのシーンで慎平と潮がたこやきの記憶を思い出します。

サマータイムレンダの最終回では影についての記憶やタイムリープしていたことの記憶は無くなっていたにも関わらず、なぜ突然記憶が戻ったのでしょうか?

最終回の夏祭りで、慎平がたこやきを潮に渡しますがそのたこ焼きを見た潮は少ないと言います。

そんな潮に慎平は「どんだけ食うねん」と言い、潮は「あの時約束したやん、10個でも100個でも買うてくれるって」と言いました。

それを聞いた慎平は「いつやっけー?あの時か、狭い隙間に入ってもろたとき」とタイムリープしていた時の記憶を思い出しました。

このたこやきの約束に見覚えがある方も多いのではないでしょうか。

この約束は、慎平が旧病棟で影潮にヒルコ洞につながる小さな隙間に入るようお願いし、その際に慎平とたこやきを何個でも買う約束をしていたのです。

このたこやきの記憶を最後に慎平と潮は思い出しました。

なぜ記憶が残っていたのかは明かされていませんが、おそらく慎平と潮は夢のようなタイムリープしていた記憶を思い出した、または影潮がコピーしたのではないかと考えられますね。

【サマータイムレンダ】は伏線未回収がある?謎が多い?

サマータイムレンダの最終回では伏線未回収があるという声があるようです。

気になる点を3つ取り上げたので紹介します。

菱形窓の調べたいことがある発言

クジラが漂流した理由

ヒルコとは結局何だったのか

それでは見ていきましょう。

①菱形窓の調べたいことがある発言

菱形窓の「調べたいことがある」という発言の”調べたいこと”はなんだったのでしょうか。

視聴者の中では窓の発言が気になっている方も多く、「あの言葉の答えって出ましたか?」と気になっている方も多いようです。

昔使用していた病棟に、慎平、影潮、窓が入った場面です。

窓の「調べたいことがある」という発言は、旧病棟に入る時に窓が慎平に言いました。

しかし、窓の「調べたいことがある」というのは中学年の時の疑問についてでした。

窓は友人数名と旧病棟に肝試しをしに行こうと誘われ、向かいます。

しかし、旧病棟に入ろうとした時、父である青銅に止められます。

その時は気にならなかった窓でしたが、使用していない旧病棟に父は何の用があったのか‥と気になったのです。

窓の謎は作品の中で解決したと思われますが、自分の家の謎を知ってしまったショックは大きいものだったと思います。

妹の朱鷺子も知らなかった秘密が明らかになり、作品の世界に引き込まれた視聴者もショックは大きいものでした。

②クジラが漂流した理由

クジラとして島についたハイネはなぜ漂流してしまったのでしょうか。

クジラが漂着したのは大飢饉で島民が何人も亡くなっていた時代です。

島にクジラとして漂着してしまったヒルコに空腹の住民が集まり食糧にしようとします。

その時近づいた女の子(ハイネ)をコピーし、ハイネが300年と存在してきたのです。

深い海の底に住んでいたヒルコがクジラをコピーし、なんらかのトラブルで漂着してしまったようです。

作品にはなぜ海岸にいたのか詳細はかいてありませんでしたが、自然界でもクジラが打ち上げられてしまうことはありますので不自然なことではありません。

ハイネの目的として帰りたいと何度も言っていましたので、本人にも分からないなにかトラブルが発生したため島に流れ着いてしまったということですね。

③ヒルコとは結局何だったのか

ヒルコとは何だったのでしょうか。

南方ひづるはどこからかやってきた生命体だと推測していました。

どこからかやってきた生命体が海に落ち、くじらをコピーしたのではないでしょうか。

またもう1説はヒルコ(蛭子命・水蛭子)です。

ヒルコは脇に魚を抱えており、その姿はまるで商売繁盛の神・エビス様のような姿でした。

エビスという神は複数存在しており、イザナミ・蛭子命(ひるこのみこと)と同一視されるとあります。

そこで可能性として上がってきたのが、ヒルコ(蛭子命・水蛭子)なのではないか?という結論です。

形は異形とされており、作中で出てきた像も異形な姿でしたよね。

手や足のない姿から、ヒルのようだといわれヒルコ様になったとありました。

ヒルコ様の伝説は実際に古事記に記してあります。

日本最古の神様夫妻の子どもとして誕生した子どもは異常にからだが柔らかく、3年たっても歩くことができなかったため葦の舟で海に流してしまったそうです。

その流れ着いたヒルコ様を漁民が助けたのち、ヒルコ様は七福神の一人となりました。現在の小児科医はヒルコ様は障害をもっていたのではないかという説があります。

障害を持ちながらも神になれたことから、リハビリの祖とも言われているようです。

現実世界の話と作品の世界をきれいに混ぜている話の面白さは、不気味な雰囲気をより一層リアルにさせてくれるアクセントとなっています。

【サマータイムレンダ】の最終回まとめ

今回はサマータイムレンダの最終回についてまとめました。

サマータイムレンダの最終回は第1話と同じシーンから始まりますが影という存在自体消えていて、ハッピーエンドで終わります。

サマータイムレンダの最終回まとめ

  • サマータイムレンダの最終回は第1話の初めのシーンと同じところから影という存在がなくなりスタートし、最後はハッピーエンドで結末を迎える
  • サマータイムレンダの最終回はコミックス13巻の#139話、アニメ25話
  • サマータイムレンダの最終回で慎平と潮がたこ焼きの記憶を思い出したのは影潮がやさしさでコピーしてあげたのか、またはその場面を夢として思い出したから?

サマータイムレンダは謎の多い作品で一度だけでなく何度読んでも新たな発見や違う視点で見ることができるのも、この作品ならではの楽しみ方だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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