【ハンターハンター】ジャイロの正体は？コアラに生まれ変わり？ゾバエ病で死んだ？

『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』の中でも特に謎に包まれている「ジャイロ」。

そんなジャイロの正体が気になっている方も多いのではないでしょうか？

「ジャイロの正体は？NGLの王？」

「ジャイロは死んだ？キメラアントに生まれ変わり？」

今回は謎に包まれたジャイロの正体について調査しました。

ストーリーの中で唐突に描かれたジャイロについて見ていきましょう。

【ハンターハンター】ジャイロの正体とは？NGLの王？

引用元：【HUNTER×HUNTER】漫画26巻

漫画20巻203話に初登場したジャイロは、物語の中で唐突に登場した最も謎が深く、ファンの中でもさまざまな意見が飛び交う謎に包まれたキャラクターです。

ジャイロの正体は、NGL（ネオ・グリーン・ライフ）の王であり、元人間からキメラアントに生まれ変わりました。

それでは、ジャイロの正体について、詳しく見ていきましょう。

正体はNGL(ネオ・グリーン・ライフ)の王

ジャイロの正体は、NGL（ネオ・グリーン・ライフ）の王です。

NGLは、テクノロジーを排除し、自然と共生する生活を追求する国家です。

NGLに、カイトやゴンが入国する際もX線や超音波装置で、徹底的に持ち物を検査し、機械の持込は一切禁止されていました。

これほど徹底していると機械文明を排除して、自然の中で生活する人々が暮らす平和な国ですよね。

しかし、表面的には、穏やかなエコロジー国家として描かれていますが、実際には裏で麻薬を製造していたのです。

そして、その悪行を主導していたのがジャイロです。

このことに関してはカイトも気づくことができていませんでした。

【ハンターハンター】ジャイロは死んだ？キメラアントに生まれ変わり？

引用元：【HUNTER×HUNTER】漫画21巻

ハンターハンターの死亡キャラは多く存在しますが、「謎多きジャイロも死んだの？」と気になる方もいらっしゃいますよね。

なんとジャイロは、キメラアントに捕食されたことで一度人間として死亡しましたが、同時にキメラアントに生まれ変わりました。

通常、キメラアントになると人間時の記憶を失うのですがジャイロは、自我を持ち記憶も残ったままだったのです。

詳しく見ていきましょう。

女王蟻によりキメラアントにされる

ジャイロは女王蟻に捕食され、人間からキメラアントになりました。

ジャイロは表向きは平和な国家の首領ですが、裏では麻薬を製造する悪行を統括しています。

そんなNGLは、キメラアントに侵略され、ジャイロは女王蟻に捕食されます。

ジャイロは捕食されたことで人間からキメラアントになったのです。

キメラアントになっても死亡せず自分に転生

ジャイロは人間として死亡していますが、キメラアントに生まれ変わりました。

ジャイロは捕食されたことで人間としては死んでいますが、意識と記憶はキメラアントとしての新たな形で生き続けています。

また、多くのキメラアントは人間時代の記憶を持っていませんが、ジャイロは例外です。

普通は女王蟻に忠誠心を持ちますが、ジャイロは強い自我が生まれ変わったキメラアントの中にも残っており、女王に忠誠心はありません。

自我を持つジャイロについて読者の間では、「ジャイロはジャイロに生まれ変わった」と言われています。

物語中ではジャイロがニゴロから逃げ出し、どこかへ向かったことが示されています。

しかし、今ジャイロが何をして、どこにいるのかについてはまだ明らかにされていません。

【ハンターハンター】ジャイロの生まれ変わり後は？コアラ？

引用元：【HUNTER×HUNTER】漫画22巻

ジャイロは、女王蜂によりキメラアントに生まれ変わりましたが、その後の正体についていくつか考察があります。

ジャイロの生まれ変わり後の正体の説について3つ挙がっています。

それでは、詳しく見ていきましょう。

説①コアラ

ジャイロのキメラアント後の正体の一つ目の説はコアラです。

作中のコアラのセリフ「救えねぇ」が、ジャイロの考え方と似ていることからコアラ=ジャイロなんではないかと考察されています。

しかし、コアラは物語中で、過去の人間としての記憶と罪悪感を強く持つキメラアントである一方、その記憶はジャイロの生涯や経験とは大きく異なっているのです。

また、コアラはヒットマンの過去があることが判明しているので、その部分もジャイロと同一人物ではない可能性が高い要素になっています。

物語中でジャイロの人間としての記憶と意識が強く保持されていること、そしてジャイロの目的が描かれていることを考慮すると、コアラがジャイロの転生先であるとは考えにくいです。

説②メルエム

ジャイロのキメラアント後の正体の二つ目の説はメルエムです。

メルエムの目的が「世界を統べること」から、メルエム=ジャイロという考察があります。

しかし、ジャイロがキメラアントの王、メルエムに転生したという説は考えられません。

なぜなら、メルエムが生まれる前に、ジャイロは既に別のキメラアントとして生まれ変わり、ニングルを離れていたことが物語中で明らかにされているからです。

したがって、ジャイロがメルエムに転生したという説は、物語の提示した事実やキャラクターの進化に照らして考えると、非常に可能性が低いと考えられます。

説③メレオロン

ジャイロのキメラアント後の正体の三つ目の説はメレオロンです。

メレオロンは、自身が元々人間であったことを思い出し、キメラアントの一員でありながらも、人間だった頃を認識できる特異性から、ジャイロなのでは？と考察されています。

しかし、ジャイロの人間時代の価値観や目指すものは、メレオロンのそれらと大きく異なります。

ジャイロは自身の過去の経験から世界を支配しようと志していました。

このように取り戻した記憶の大きな違いから、ジャイロがメレオロンに転生したとは考えにくいです。

このように可能性がある既存キャラクターはいますが、現状ではまだ見ぬ新キャラである可能性が高いと思います。

【ハンターハンター】ジャイロはゾバエ病？理由や可能性は？

引用元：【HUNTER×HUNTER】漫画3巻

ジャイロはゾバエ病なのではという噂がありますが、ゾバエ病についてご存知でしょうか？

「暗黒大陸編」では、5大厄災の1つとして描かれたのが不死の病・ゾバエ病です。

ゾバエ病は、希望を語る底なしの絶望と形容され、死ぬことなく生き続けるという特徴を持ちます。

ジャイロがゾバエ病である理由や可能性は2つあります。

詳しく見ていきましょう。

理由①キメラアントになっても自我がある

ゾバエ病が不死の病である点から、ジャイロはキメラアントに生まれ変わっても、自我を持ち生き続けているため、ジャイロはゾバエ病なのではないかと言われています。

通常、キメラアントになった場合、人間だった記憶はなくなり、自我を持たずに女王蟻に服従します。

しかし、ジャイロは、キメラアントへの生まれ変わったにもかかわらず、自我があるのです。

ゾバエ病と言えば、不死の病で、希望を語る底なしの絶望と形容されています。

ゾバエ病は、総合危険度はB+とされ、他の厄災が主に寄生形式を取る一方で、ゾバエ病は病原菌に感染する病です。

感染者は浅黒い肌と瞳孔が点のようになるという恐ろしい外見になります。

この病に感染すると、食事を取らず、死ぬことなく生き続けるという特徴を持ちます。

自給自足で50年以上生き続けた感染者が国際環境許可庁の地下にいる描写がありますが、感染者は自分の血液を吸って生き続けているように描かれていました。

感染者がまだ人間としての意識を持つのかは、コミック33巻までの描写では明らかにされていません。

理由②人間として扱われたいという願望

ゾバエ病の「希望を語る底なしの絶望感」とジャイロの「人間として扱われたい願望」がリンクしていることからゾバエ病ではないのかと言われています。

ジャイロは幼少期から「人として扱われたい」という願望を持ち、生きていました。

それがゾバエ病の「希望を語る底なしの絶望感」とリンクしているのではないか？という意見があります。

ジャイロにとっての希望は人として扱ってもらえることである一方、ゾバエ病に感染していた場合、人として扱われなくなる描写があるため永遠に叶わないという絶望がついてまわるのです。

まさにその状態がゾバエ病とぴったり当てはまることからこのような説が囁かれています。

【ハンターハンター】ジャイロの正体まとめ

引用元：【HUNTER×HUNTER】少年ジャンプ公式サイト

ジャイロの正体は、表向きは平和なNGLの王ですが、裏では、麻薬製造の王でした。

また、ジャイロは、キメラアントに捕食されたことで一度人間として死亡しましたが、同時にキメラアントに生まれ変わりました。

ジャイロの正体まとめ

ジャイロは突然物語に登場し、姿を現さなくなった謎に包まれたキャラクターです。

現在、ジャイロの行方や計画は不明であり、流星街が彼の新たな行動の舞台となる可能性があります。

ジャイロの過去による苦しみが、人間社会への彼の異常な憎しみと復讐の願望を理解する鍵となります。

これは、『ハンターハンター』の中でも必ずと言っていいほど重要なテーマの一つであり、ジャイロの存在が物語の結末を大きく揺るがすことになるでしょう。