【スラムダンク】の映画はひどいの?炎上理由や原作との違いは?面白すぎる理由を徹底解説!

2022年12月3日に公開されたスラムダンクの映画「THE FIRST SLAM DUNK」。

ファンにとっては26年ぶりの待望の映画化で公開前から大注目されていましたが、その映画がひどいと言われていることをご存知でしょうか?

「スラムダンクの映画がひどい理由は?なぜ炎上?」

「スラムダンクの映画はゴミ?原作との違いは?」

「スラムダンクの映画はすごい?面白すぎる理由が知りたい!」

今回は、映画「THE FIRST SLAM DUNK」がひどいと言われる理由と面白い理由についてまとめてみました。

早速見ていきましょう。

目次

【スラムダンク】の映画がひどい理由は?なぜ炎上?

待ち望んだファン待望の映画化はひどいと言われ、炎上した原因は一体なんだったのでしょうか。

映画がひどいと言われた理由は6つあります。

理由①公開前に一切情報がなかった

理由②映画と原作が違くてショック

理由③映像のCGがひどい

理由④アニメと映画の声優が交代

理由⑤重要なシーンをカットしすぎ

理由⑥回想が長くテンポが悪い

ひどいと言われている理由やなぜ炎上したのか詳しく見ていきましょう。

理由①公開前に一切情報がなかった

スラムダンクの映画がひどいと言われている理由は、公開前にあらすじや内容の情報が一切なかったからです。

大抵の映画は公開前に予告等でどんな内容なのか発表されますが、スラムダンクの映画は公開するまで一切あらすじや内容が明かされませんでした。

ファンの間ではアニメ版スラムダンクの続きが描かれるのではと言われていました。

スラムダンクは1990年〜1996年「週刊少年ジャンプ」で連載され、1993年にはテレビアニメ化された大人気漫画です。

原作者の井上雄彦さんが監督・脚本を務めることが分かっていただけにスラムダンクファンの期待がとてもかかっていました。

映画公開の1ヶ月前にやっと情報が公開されたと思ったら、作画の変更・声優交代。

待望の映画化を期待していたファンからするとがっかりするような内容でした。

公開前に一切情報公開をしなかった理由を8月15日のトークイベントで井上さんは告白しています。

「(映画の内容が)山王工業戦だということはずっと言ってこなかった。それでいろいろとご心配をおかけしたかもしれないです。でも人にプレゼントを贈る時って、包装をするじゃないですか。中身はこれですと言いながら渡すのってワクワクしないですよね。そういう理由で山王工業戦だというのは言いたくなかったし、言ってこなかった」
と理由を明かしています。

理由②映画と原作が違くてショック

スラムダンクの映画がひどいと言われている理由は、映画と原作の内容が違うことが原因です。

映画は主人公の桜木花道ではな湘北高校不動のPG宮城リョータの過去がメインとなっています。

他のキャラクターは漫画で過去について話されていますが、宮城だけ謎でした。

主人公が宮城になった理由をパンフレットで「原作をなぞって同じものを作ることにそそられなかった」「リョータは連載中にもっと描きたいキャラだった」と井上さんは明かしています。

宮城リョータについて明かされたことは以下の通りです

1つ目は、宮城リョータの過去についてです。

宮城は、幼少期に父親と海難事故で兄のソータを亡くしています。

兄ソータに憧れていたリョータは、兄の背中を追いバスケを続けました。

同じ背番号7番を着てバスケをするリョータの姿は、母親の中で亡きソータと重なり親子の関係に亀裂が生まれてしまいます。

2つ目は、宮城リョータと三井寿が過去で出会っていることについてです。

原作では三井が不良だった時に、自信満々でバスケセンスがある宮城が気に食わなくて怪我をさせました。

映画では三井が宮城のことを中学の頃から知っていたという設定になっています。

宮城の過去が重すぎたり、設定が少し変わっていたことにモヤっとするファンもいるようですね。

また、インタビューでの制作陣の「原作を知らない」発言も炎上していました。

公式が運営している「COURT SIDE」は制作スタッフへインタビューした内容が掲載されている制作日記のようなサイトでは、インタビューでの制作陣の「原作を知らない」発言や「青春お馬鹿な感じ」発言がありました。

制作スタッフなのに原作に対してのリスペクトがない、馬鹿にしているとネット上に批判が集まりました。

理由③映像のCGがひどい

スラムダンクの映画がひどいと言われている理由は、映像がアニメーションではなく3DCGでそのCGがひどいからです。

予告が公開されたとき、アニメーションではなく3DCGでの構成でした。

アニメ版のスラムダンクは手書きのため、今回もアニメーションだと思われていました。

アニメをリアルタイムで観てきた世代にとって3DCGは見慣れなく違和感を覚えるものですよね。

絵もより立体的に描かれているため、スラムダンクといえば躍動感溢れるアニメーション!というこだわりがある一部のファンからはあまり評判はよくありません。

理由④アニメと映画の声優が交代

スラムダンクの映画がひどいと言われている理由は、アニメと映画の声優が映画公開1ヶ月前に発表されたからです。

キャラクターのイメージが強いので、アニメファンからは変える必要があるかと言われていました。

映画公開に合わせてアニメを見返したファンもいるだけあって、がっかりする人が多くいます。

今回の声優交代で特に問題視されたのが主人公桜木花道の声でした。

桜木花道の声が草尾毅さんから木村昴さんに変更になりました。

木村さんはドラえもんのジャイアンのイメージがとても強すぎるという声が多くあります。

キャンセル不可の前売り券販売後の発表だったこともあり、プロモーションのやり方が炎上の原因の一つになりました。

理由⑤重要なシーンをカットしすぎ

スラムダンクの映画がひどいと言われている理由は、映画は原作と異なるため、カットされた重要なシーンが多くあったからです。

コンプライアンス的にNGだった可能性があったり、山王戦だけではなく宮城の過去も入るため、カットせざる負えなかったのかと思います。

カッとされたシーンは以下の通りです。

1つ目は、魚住純の桂剥き(かつらむき)のシーンです。

キャプテンの赤木がいつものプレイができずにいたところ、板前姿のかつてのライバル魚住が現れ、魚住の言葉で立ち直るシーンがあります。

かつてのライバルから立ち直るきっかけをもらう胸熱なシーンがカットされていました。

2つ目は、前半の桜木花道と河田美紀男の対決です。

山王戦前半は桜木と河田の勝負が見どころでした。

身長210cmの河田に果敢に挑み、成長していく姿をみて周りが桜木を認めていくシーンです。

桜木と河田の胸熱なシーンも全カットされていました。

3つ目は、山王戦前夜のエピソードです。

試合前、湘北メンバーはそれぞれ不安を抱えていました。

安西先生はそれぞれに合ったやり方で、緊張をほぐし自信を持って試合に挑めるよう背中を押します。

試合前の重要なシーンですが、全カットでした。

理由⑥回想が長くテンポが悪い

スラムダンクの映画がひどいと言われている理由は、回想が長くテンポが悪いとことです。

純粋に山王戦の試合だけを楽しみたいという人には、回想が長くテンポも悪いと感じてしまいます。

試合の合間の回想は暗めな内容が多く、試合と回想のギャップがありました。

山王戦をメインに観てしまうと回想が長くてテンポが悪く感じるかもしれませんが、宮城リョータに焦点があたっているので、そう考えると特に問題はないように感じます。

【スラムダンク】の映画は面白すぎる?面白い理由は?

ネガティブなことばかりを紹介してきましたが、実際はどうなのか気になりますよね。

スラムダンクの映画が面白すぎる理由は7つあります。

試合の臨場感がすごい

人間関係のリアルさ

原作で明かされなかった内容が知れる

フルCGの試合シーンが自然

原作を読んでいなくても面白い

映画のラストシーンが良い

音楽が映画とあっている

それではスラムダンクの映画が面白く、人気な理由を徹底解説します。

①試合の臨場感がすごい

スラムダンクの映画が面白いと言われている理由は、本物の試合を観ているような躍動感とスピード感で見応えがある試合のシーンです。

観客は実際に自分がコートサイドにいるような試合会場の緊張感や興奮を肌で感じ、コートの5人を本当に応援しているような感じになります。

ボールの音やシュートが入った時の音など一部の音だけだからこそ映像に集中ができますよね。

3DCGに漫画のキャラクターの熱を感じられるタッチが上手く落とし込まれていて、漫画の一部をくり抜いたような感じもさすがだと思いました。

スポーツの躍動感と興奮を表現しているアニメ映画は他にはないのではないでしょうか。

②人間関係のリアルさ

スラムダンクの映画が面白いと言われている理由は、登場人物の葛藤を描いたリアルな人間関係です。

例えば宮城の兄のようにはなれないことのコンプレックスや、バスケを続けることで母親を苦しめているのではという葛藤が非常にリアルですね。

母親は兄を思い出してしまうため、バスケを応援できない、遺影を飾ることができないといった母と子の苦しみ方や関係性がリアルに描かれています。

苦しみ、葛藤と向き合い受け入れ、互いに寄り添い合う、心境の変化はどんな人にも通ずるものだと思います。

③原作で明かされなかった内容が知れる

スラムダンクの映画が面白いと言われている理由は、原作では描かれていない湘北メンバーの物語が知れるところです。

映画で明かされた点は以下の通りです。

1つ目は、宮城リョータの過去です。

明かされたのは宮城リョータは沖縄出身の3人兄弟の真ん中で、幼少期に父と兄を亡くしているということ。

2つ目は、中学生の時に宮城リョータと三井寿が出会っていることです。

三井は中学時代MVPに選ばれるほど有望視されていた選手で、その時に町のバスケットコートで二人は出会っていました。

3つ目は、安西先生が密かに三井を見守っていたことです。

三井は足の怪我によりバスケを挫折、不良仲間と荒れた生活を送っている日々がありました。

本当はバスケがしたい気持ちが強い三井のことを安西先生は密かに見守り、心残りがあるような描写が描かれています。

4つ目は、宮城リョータがアメリカでプレーしていることです。

映画のラストでアメリカへバスケ留学した沢北の前に宮城の姿があります。

アメリカで沢北と宮城が再び同じコートに立っているのです。

今まで謎だった宮城の過去や、高校卒業後にアメリカでプレーしている事が知れてスラムダンクファンからすると胸アツですよね。

④フルCGの試合シーンが自然

スラムダンクの映画が面白いと言われている理由は、今までのスポーツアニメにはなかった、本物のバスケの試合を観ているようなフルCGの試合シーンのリアルさです。

リアルな動きの中に原作の雰囲気が見事に再現されていて「井上先生の絵がそのまま動いている」と感動しました。

リアルなプレーヤーの動きを再現するために、モーションキャプチャを使用しています。

実際のプロバスケットプレイヤーの動きを取り入れているので、プレー1つ1つが自然なのです。

モーションキャプチャが動きのベースにあるから生まれる自然な動きと3DCGだから表現できる空間の表現によってできています。

原作者井上雄彦さんが監督を務め、徹底的に「リアルさ」にこだわり抜かれています。

⑤原作を読んでいなくても面白い

スラムダンクの映画が面白いと言われている理由は、原作を読んでいなくても面白いところです。

原作と視点を変えて主人公が桜木花道から宮城リョータに変更され、原作では明かされなかった宮城の過去が明かされます。

物語の大筋は原作と同じですが、映画で明かされる新たな情報も多く、すでに漫画で内容を知っていても新鮮な気持ちで観ることができます。

所々に宮城以外の湘北メンバーの過去回想もあるのでどんなキャラクターか原作を読んでいない人でも分かりやすいです。

原作を知らなくてもハラハラドキドキの試合展開を楽しめますので、原作を読んでいない方で見るのかまだ迷っている方は是非見ることをおすすめします。

⑥映画のラストシーンが良い

スラムダンクの映画が面白いと言われている理由は、映画のラストシーンが感動するほど心に残るところです。

試合終了まで残り1分、背中を負傷しながらもコートを駈け巡る桜木、宮城からパスをもらった流川がドリブルしながらゴールを目指します。

ゴール前にいる桜木に流川がパスを出し、試合終了のブザーと同時にシュートが入る名シーンです。

セリフなど一切無しで心臓音だけが映画館内に響き渡ります。

原作のスピード感をそのまま映像にしたような疾走感で観客は息をのむシーンだったと思います。

ずっといがみ合ってきた桜木花道と流川楓のハイタッチシーンも再現されていて涙無しでは観れません。

⑦音楽が映画とあっている

スラムダンクの映画が面白いと言われている理由は、音楽により試合の臨場感を味わうことができるところです。

スラムダンクは音楽もこだわっていて最高にカッコイイです。

オープニング曲は、The Birthdayの「LOVE ROCKETS」。

井上雄彦さんの手書きで宮城→三井→赤木→流川→桜木とスタメンが描かれていきます。

そして湘北メンバーと向かい合うのは王者山王メンバーです。

メンバーが増えるごとに楽器が増えていき最後にボーカルという演出方法に痺れました。

ベースから静かに始まり徐々にエンジンがかかっていく感じがカッコよくて鳥肌がたちました。

ロックな感じがアウトローな湘北メンバーにピッタリです。

エンディング曲は、10-FEETの「第ゼロ感」。

宮城の名言「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!」を合図に反撃が始まり同時に曲も流れます。

作中で一番盛り上がる反撃開始の疾走感・躍動感・迫力に曲が相まって鳥肌が立ちまくります。

【スラムダンク】の映画「THE FIRST SLAM DUNK」は見るべき?

引用元:映画「THE FIRST SLAM DUNK」公式サイト

結論から申し上げますと、映画「THE FIRST SLAM DUNK」は見るべきです。

約9ヶ月間映画館で公開され、国内興行収入トップの157億円の大ヒット作品が面白くないわけがありません。

公開前からネガティブなイメージが多かった作品ですが、一度観たら180度イメージが変わります。

原作者の井上雄彦さんが脚本・監督を務めていて、細かい部分までとことんこだわり尽くされていました。

実際に2回以上観に行ったという人も多くいますので、何度も足を運んでしまうほどの魅力的な作品であることがわかります。

原作を知っている人こそ観てほしいですが、原作を知らない人でも十分楽しめる内容でした。

スラムダンクファンもそうではない方も楽しめる作品となっています。

【スラムダンク】の映画のひどい理由と面白すぎる理由まとめ

今回はスラムダンクの映画がひどい理由と面白い理由についてご紹介しました。

スラムダンクの映画がひどいと言われている理由まとめ

公開前に一切情報がなかった

映画と原作が違くてショック

映像のCGがひどい

アニメと映画の声優が交代

重要なシーンをカットしすぎ

回想が長くテンポが悪い

スラムダンクの映画が面白すぎる理由まとめ

試合の臨場感がすごい

人間関係のリアルさ

原作で明かされなかった内容が知れる

フルCGの試合シーンが自然

原作を読んでいなくても面白い

映画のラストシーンが良い

音楽が映画とあっている

26年ぶりの待望の映画化でスラムダンクファンの期待がとても高く、過剰に期待していた部分があったと思います。

公開前から声優の交代や制作陣の発言などで度々炎上し、プロモーションの時点から不穏な雰囲気が漂う映画でしたが、マイナスなイメージを払拭する大ヒット映画になりました。

おそらく、スラムダンクの映画「THE FIRST SLAM DUNK」はVODサービスにそろそろ追加されると思います。

まだ一度も見たことがない人も何度も見ているスラムダンクファンの方も楽しみに待ちましょう。

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