otalabは、47都道府県在住の10~60代2,715人を対象に、「年代別スマートフォンでの消費行動について調査」を行いました。
調査結果は以下の通りです。
調査サマリー
■10~60代、どの年代でも9割以上が『スマートフォンを利用して買い物をしたことがある』と回答
■スマートフォン内での商品の情報を知る場として最も多かったのは『インターネットサイト』
■10代では『インターネットサイト』よりも『Instagram』『Youtube』から情報を集めている
■商品購入の決め手として最も重視されていたものは『口コミ・評判』
■全体の約7割が広告からの購入に『抵抗がある』と回答するなか、10代では4割以上が『抵抗がない』と回答
■「抵抗がない」と答えた理由の多くは『商品自体が気になったから』
調査対象
otalabでは10~60代の女性2,715名を対象に調査を行った。
調査に回答のあった年齢比率は下記の通りとなっている。
10代:2.0%、20代:25.5%、30代:43.0%、40代:22.10%、50代:5.9%、60代:1.5%。
アンケート内容
①スマートフォンを利用して買い物をしたことがありますか?
②スマートフォン内で商品の情報をどこで知りますか?(3つまで回答可)
③商品を知った際、その場ですぐ商品を購入しますか?それとも一度商品についてもっと詳しい情報を収集しますか?
④商品を購入する決め手として重視するものを教えてください。(3つまで回答可)
⑤広告やPR(案件)で商品を購入することに抵抗はありますか?
⑥⑤で『抵抗がある』と答えた理由を教えてください。
⑦⑤で『抵抗がない』と答えた理由を教えてください。
10~60代、どの年代でも9割以上が『スマートフォンを利用して買い物をしたことがある』と回答
まずはスマートフォンでの消費行動について実態を調査すべく、年代ごとにスマートフォンを利用して買い物をした経験があるのかついての質問を行った。
調査を行った結果、どの年代でも9割以上が『スマートフォンを利用して買い物をしたことがある』という結果となった。
予想外だったのは、60代でも9割以上がスマートフォンで商品購入の経験があるというところだ。
この結果から、幅広い年代でスマートフォンの利用率が高まるにつれてインターネットでの買い物も一般化しており、抵抗を感じる人も少なくなっているということが考えられた。
スマートフォン内での商品の情報を知る場として最も多かったのは『インターネットサイト』
続いて、「スマートフォン内で商品の情報をどこで知りますか?」という質問に対し、全体で最も多かったのは『インターネットサイト』という結果となった。
次いで多く利用されていたものは『Instagram』『Youtube』となっており、画像から商品の雰囲気を感じ取ったり、実際に使用している様子が動画で見れるといったところから調査する際に多く利用されていることが分かった。
10代は『インターネットサイト』よりも『Instagram』『Youtube』で商品の情報を知るという結果に
また、スマートフォン内で商品の情報を知る場として、20~50代では『インターネットサイト』が最も多かったが、10代では『インターネットサイト』よりも『Instagram』や『Youtube』が多いといった結果となった。
10代では、最も回答の多かった順から『Instagram』66%、『Youtube』64%、『インターネットサイト』58%となっており、インターネットサイトよりもSNSでの情報収集が活発であることが分かった。
商品を知った際、その場ですぐ商品を購入しますか?それとも一度商品についてもっと詳しい情報を収集しますか?
商品を知った後の行動について調査するべく、「商品を知った際、その場ですぐ商品を購入しますか?それとも一度商品についてもっと詳しい情報を収集しますか?」といった質問を行った。
その結果、どの年代でも9割以上が『商品についてもっと詳しい情報を収集する』と回答した。
このことから、商品を知った際に即決して購入する割合は極めて少なく、再調査を重ねて商品の購入を検討していることが分かった。
商品購入の決め手として最も重視されていたものは『口コミ・評判』
続いて、商品を買う際に重要視されているところはどのような部分なのか、調査するべく質問を行った。
調査の結果から、最も多かった回答は『口コミ・評判が良かったから』というもので、回答者2,715人のうち70%がこれに当てはまると回答した。
それほど消費者にとって実際に使ったユーザーの口コミや評判は重要視されていることが分かった。
全体の約7割が広告からの購入に『抵抗がある』と回答するなか、10代では4割以上が『抵抗がない』と回答
次に、スマートフォンを利用する中でよく目にする、広告からの購入はどうなのかを知るべく調査を行った。
その結果、全体の枠7割が広告からの購入に『抵抗がある』と感じていることが分かった。最も抵抗を感じていたのは30代で、73%が『抵抗がある』と回答した。
一方で、10代では42%が広告からの購入に『抵抗がない』と回答しており、広告からでも気になる商品があれば購入していることが分かった。
「抵抗がある」と答えた理由の多くは『怪しいと感じたから』
では、「抵抗がある」と感じる理由は何なのか、調査するべく質問を行った。
その結果、最も多い回答は『怪しいと感じたから』というもので、回答者2,715人のうち67%がこれに当てはまると回答した。
続いて『広告に掲載されている商品を信用できないから』『詐欺に合いそうだから』といった回答が多く、抵抗を感じる原因として広告自体にマイナスの印象があることが伺えた。
「抵抗がない」と答えた理由の多くは『商品自体が気になったから』
最後に、「抵抗がない」と感じる理由を調査するべく、質問を行った。
その結果、最も多い回答は『商品自体が気になったから』というもので、回答者2,715人のうち72%がこれに当てはまると回答した。
また、『特に気にならないから』といった回答も多く、広告のアプローチや掲載の仕方によっては、抵抗なく商品を購入する方も一定数いることが分かった。
調査概要
・調査期間:2022年11月2日~2022年11月10日
・調査機関:株式会社アップデイト(自社調査)
・調査対象:47都道府県在住の10~60代女性
・有効回答数:2,715
・調査方法:インターネット調査