現在話題の「葬送のフリーレン」では数多くの魔族の生き残りが敵として登場します。
そんな魔族の1人である「黄金郷のマハト」について気になる方も多いのではないでしょうか?
「黄金郷のマハトとは?能力は?」
「黄金郷のマハトの強さはフリーレンより上?」
「黄金郷のマハトの過去や最期は?」
マハトが登場するストーリーは複数話に渡って長く描かれていて、とても印象的なキャラクターです。
今回はマハトの基本情報や能力、強さ、最期がどうなったのかについて紹介します。
それではまずマハトとはどういう人物なのか見ていきます。
※ここからは原作のネタバレを含みます
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【葬送のフリーレン】黄金郷のマハトとは?初登場はいつ?
引用元:【葬送のフリーレン】公式X(旧Twitter)
マハトは七崩賢(しちほうけん)の中でも最強の魔族です。
マハトの初登場はコミックス7巻の第63話で、アニメではまだ登場していません。
それでは詳しく見ていきましょう。
黄金郷のマハトのプロフィール
マハトは魔族です。
魔族は、人をだまして食べるために人の姿をしています。
これはマハトにいたっても同じことです。
また、マハトの左側の肩には、常に毛皮のようなものをかけていていますが、実はこの毛皮はとても高性能で、戦う時には剣や攻撃からマハトの身を守る防具に変化させることができるのです。
マハトの見た目は額から2本の大きな角が生えており、オールバックの赤い長髪姿で、身長は高くスラリとした、とても美しい見た目をしています。
マハトは七崩賢の生き残りで最強魔族
マハトは七崩賢で、魔王直属の7人の幹部たちで構成されています。
この七崩賢最後の生き残りがマハトで、「七崩賢の中でも最強の魔族」と言われているのです。
マハトはとても強い力を持った魔族でありながら、魔王軍のなかでは穏健派で平穏に暮らすことを望んでいます。
魔王のために命をかけることはなく、魔王軍がどうなろうと興味はありません。
人間がどれだけ鍛えていてもマハトの前では無力であり、本気で戦えば一瞬で勝敗はついてしまいます。
そのため、マハトは戦うことを「つまらない」と感じていて、そんな戦いはしたくないと思っているのです。
マハトは人間との共存を望んでいる
マハトはあることがきっかけで、人間のことを好きだと考えます。
そのために、人間と魔族の考えの違いを知り、さらには人間と一緒に共存したいと考えているのです。
しかし、魔族にはそもそも悪意や罪悪感そして、正義といった概念が存在しません。
そのために、悪意や罪悪感を知ることはとても難しいのです。
また、共存を望んでいると言いながらも、人を捕食することを止めることはありません。
これは人類が他の動物を食べることと同じで、ただの魔族の習性だからなのです。
黄金郷のマハトの初登場
マハトはコミックス7巻第63話「南の勇者」で初めて登場します。
しかし、この時は七崩賢のひとりとして背景に描かれているだけで、マハトについての情報は少しもありません。
第63話の次は、コミックス8巻第77話「竜の群れ」の最後に登場します。
宮廷魔法使いであるデンケンの故郷は、マハトの能力によって黄金郷となりかわってしまいます。
故郷には、何十年も前に死亡したデンケンの妻の墓もあり、「故郷を救うために、マハトに立ち向かう」というデンケンが覚悟を決めているシーンが描かれていました。
そして、ここで初めてマハトという名前が登場します。
【葬送のフリーレン】黄金郷のマハトの能力とは?
魔王軍直属の幹部で七崩賢の中でも最強と呼び声の高い黄金郷のマハトは、一体どのような能力を持っているのでしょうか。
マハトの能力
①魔族だけでなく人類の魔法も使える能力
②万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)
ここではマハトの能力について紹介していきます。
①魔族だけでなく人類の魔法も使える能力
マハトは魔族魔法だけでなく、人類の魔法も使える能力があります。
魔族と人類はそれぞれ違う種類の魔法を使っており、魔族は人類が使う魔法をふつうは使えません。
しかしマハトは、人類の魔法を使うことができるのです。
マハトが人類の魔法を使うことができる理由は人類の魔法を研究している、大魔族ソリテールに出会った時に教えてもらったからです。
人類が戦いの中で最も使っている魔法の「一般攻撃魔法(ゾルトラーク)」は、腐敗の賢老クヴァールが作り出した魔法で、もとは魔族の魔法だったため、一般攻撃魔法は「人よりも、はるかに上手く利用できる」と言っています。
②万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)
マハトには他の誰にも真似できない能力「万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)」があります。
これは、すべてのものを黄金に変えてしまう「呪い」です。
普通の呪いであれば、僧侶が女神様の魔法を使って解除することができます。
しかしマハトの呪いは、魔力として感知することができないために、女神様の力では解除することができないのです。
そして、魔法と認識されないマハトの呪いは、防御魔法で防ぐことも回避することもできません。
この能力があるからこそ、マハトは最強といわれているのですね。
城塞都市・ヴァイゼの領主であるグリュックに長年仕えたマハトは、ある日ヴァイゼを黄金郷に変えてしまいました。
このことから、マハトは、「黄金郷のマハト」と呼ばれるようになったのです。
マハトの能力は強大で、このままではヴァイゼだけにとどまらず、もっと広範囲が黄金郷に変えられてしまいます。
そうなってしまうと、人類がいなくなってしまうかもしれませんよね。
人類は他の場所がこれ以上黄金郷になることを防ぎ、黄金郷となったヴァイゼをもとの都市に戻す方法をなんとしても探し出す必要があります。
そのためには、マハトを生かして封印しておく必要があり、能力の高い魔法使いたちによって、解析がとても複雑で強力な結界の中に封じ込められてしまうのです。
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【葬送のフリーレン】黄金郷のマハトの強さは?
七崩賢で最強と言われる黄金郷のマハトの強さはどれくらいなのでしょうか?
人間では到底たどり着けないほどはるか遠い、魔法の高みに到達しているマハト。
ここでは、マハトの強さを主人公のフリーレンやゼーリエと比べてみました。
フリーレンが600年前に敗北してる
数えきれないほど多くのものたちと戦ってきたマハトは、ひとりひとりの魔法使いの名前など覚えてはいません。
しかし、フリーレンは600年前にマハトとの戦いに敗北していて、フリーレンの右腕は黄金に変えられたことがあるのです。
もちろんマハトはフリーレンのことさえも覚えていません。
その後、フリーレンは黄金になってしまった右腕をもとに戻すのに100年かかったそうです。
フリーレンが長生きだとはいえ、100年も腕が黄金だととても不便ですよね。
600年たった今でも、フリーレンは「マハトと戦って勝てるイメージができない」と言うほどの力の違いを感じています。
しかし、フリーレンは、この時に自分の腕をもとに戻した経験があるので、自分ひとりであれば黄金になったとしても、もとに戻れるという自信はあるようです。
フリーレンも600年前より強くなっていると思いますので現在どちらが強いのかは一概には言えません。
しかし、黄金郷のマハトの能力は計り知れませんので今後の展開を楽しみにしましょう。
マハトとゼーリエはどちらが強い?
ゼーリエは、神話の時代から生きている大魔法使いです。
コミックス10巻93話「大結界」では、マハトはゼーリエが背後に立つまで、まったくゼーリエの存在には気付きませんでした。
ゼーリエはマハトとの戦いの中で、マハトのことを分析しながらも、時折笑顔を見せ、楽しみながら戦っているようにみえます。
呪い返す魔法を使うことができるゼーリエは、ディーアゴルゼの呪いをすべてはね返して、マハトを黄金に変えてしまうことさえできてしまいます。
ゼーリエの弟子が途中で戦いの邪魔をしたために、勝敗は着かずに戦いは終わってしまいますが、邪魔が入らずに戦いが続いてれば、最後はゼーリエが勝っていたのではないでしょうか。
このことから、マハトよりもゼーリエのほうが強いのではないかと考えられます。
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【葬送のフリーレン】黄金郷のマハトの過去とは?
まだ魔王が生きていた頃、マハトは魔王の命令によってたくさんの村を滅ぼしていました。
いつもと同じようにしていたある日、神父に「悪意や罪悪感はないのか」と質問を投げかけられます。
そして神父は、マハトをかわいそうだと憐れみながら死んでいきました。
マハトは人間には自分が知らない感情があることに気付き、その時人間に興味を持ったのです。
マハトの「人間を理解したい」と思う気持ちは人間対する好意であると考え、人間のことを好きになります。
そして、マハトは人類と共存することを望むようになりました。
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【葬送のフリーレン】黄金郷のマハトの最期が切ない?
マハトの最期は、とても切ない終わりを迎えてしまいます。
マハトは弟子のデンケンとの戦いの途中、立て直すために一度逃げますが昔の悪友・グリュックと50年ぶりに再会した後に、デンケンによりとどめを刺され死亡しました。
マハトの切ない最後を詳しく見ていきましょう。
マハトは弟子のデンケンと戦う
マハトは魔族に両親を殺されたデンケンの師匠として日々過ごしていましたがマハトにより黄金郷にされた故郷を救うために二人は戦います。
デンケンは魔族によって両親を殺されており、マハトは日々うつむいて過ごしていたデンケンの復讐の対象として、そして魔法の師として子供の頃を一緒に過ごしました。
敵である魔族だったとはいえ、悲しい時期を一緒に過ごし、デンケンが奮い立ち前に進む背中を押してくれたマハトに、感謝の気持ちが無かったとは思えません。
しかし、デンケンは、マハトによって黄金郷に変えられてしまった故郷を救うために、マハトと対立することになります。
フリーレンがマハトの記憶を解析し、魔法を解除することが故郷を救う一番の近道です。
そのため、フリーレンが解析を終えるまでの時間を作ろうと、デンケンはマハトの前に立ちはだかるのです。
しかし、マハトを封印していた結界が壊されたことにより、ディーアゴルゼは瞬く間に周りを飲み込み、あっという間にすべてのものが黄金に変わっていき、デンケンも飲み込まれてしまいます。
フリーレンも黄金に変わろうとしたその時、フリーレンはマハトの膨大な記憶の解析に成功します。
そしてその瞬間から、フリーレンにとって、ディーアゴルゼは呪いではなくなりました。
黄金化を解除されたデンケンは、もう一度マハトに挑むことに。
弟子として、子供の頃にマハトから魔法を教わったデンケンですが、マハトから巣立ったあとも、自分で魔法の技術を磨き上げ上達させてきたのでしょう。
マハトの弟子だった頃よりもはるかに強くなったデンケンとの戦いで、マハトは戦いに楽しさを感じ、本気で戦います。
デンケンとの戦いの最中、ヴァイゼにかかった魔法がフリーレンによって解除されたことにマハトはほんの一瞬だけ気をとられてしまいました。
その隙に、デンケンに一般攻撃魔法(ゾルトラーク)を高圧縮した攻撃を繰り出され、マハトは大きなダメージを受けてしまうのです。
マハトはグリュックと再会し一服する
デンケンにより大きなダメージを受けたマハトは、立て直しを図るために逃げようとします。
死ぬことなど恐れていないと思っていたはずなのに、実際に命が終わろうとするとき、他の魔族と同じように逃げている自分をマハトは無様だと感じます。
これまでのマハトには敵と呼べるような相手がほとんどおらず、自分が死ぬ想像ができていなかったのかもしれませんね。
そうして逃げる中、マハトはフリーレンによって生身の人間に戻ったグリュックと50年ぶりに再会します。
マハトは逃げるのをやめて、グリュックとともに一服し、「悪意や罪悪感は何もわからなかった…」と伝えます。
人間を理解して共存したかったマハトに、探し求めている感情を何も見つけてあげることができなかったグリュックは「すまない…」と謝ります。
マハトはデンケンにとどめを刺され死亡
もう自分が長くないと知っているマハトのもとに、倒れたはずのデンケンが追いかけてやってきます。
かつて、マハトは、グリュックに仕えた時に、唯一魔族の心を操ることができる魔道具、支配の石環(せきかん)を身に付けることを要求されました。
その支配の石環の力によって、マハトはヴァイゼの民に悪意を抱いた瞬間に死んでしまうのです。
しかし、マハトは、デンケンに向かって、罪悪感や悪意がわからないと言いながらも、ヴァイゼの民に悪意を抱くような言葉を吐きます。
「それ以上近づくな…近づけばこの男を殺す…」
これはもう助からないことがわかっているマハトの最後の悪あがきのようにも見えますよね。
しかし、この言葉は、「もう終わりにして欲しい」というマハトのメッセージだったのではないでしょうか。
グリュックはデンケンに、「マハトを楽にしてやってくれ」と伝え、デンケンはとどめを刺してマハトは死亡しました。
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【葬送のフリーレン】黄金郷のマハトまとめ
今回は黄金郷のマハトについてまとめました。
マハトについてのまとめ
- マハトとは七崩賢(しちほうけん)の中でも最強の魔族
- マハトの初登場はコミックス7巻第63話、アニメでは未登場
- マハトは魔族魔法だけでなく人類魔法も使える
- マハトの能力は全てのものを黄金に変える呪い・「万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)」
- マハトの強さはフリーレンが600年前に敗北したほどでフリーレンも勝てないと言っている
- マハトと戦ったゼーリエは呪い返す魔法を使うことができるため、おそらくゼーリエの方が強い
- マハトの過去は人間しか知らない感情を知りたいと思うことが人間に対する好意だと知り人間と共存を望むようになった
- マハトの最後は弟子のデンケンと戦い死亡
葬送のフリーレンの中でも、マハトが登場するエピソードは長く描かれていると言われています。
そのぶん、マハトのこれまでの背景や、気持ちの移り変わりがとても丁寧に描かれており、話の中に深く引き込まれます。
また、マハトが死亡するクライマックスのシーンでは、切なくて涙を流す読者もいるほど印象深いキャラなのです。
是非、葬送のフリーレンを読んで、マハトの強さや最後の切なさを体感してみてはいかがでしょうか?
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