「週刊少年ジャンプ」のデジタル版である「ジャンプ+」において2018年から2021年までのわずか3年の連載期間のうちに絶大な人気を博した『地獄楽』。
2023年にはシーズン1がアニメされましたが、2期が打ち切りにより中止になったと噂があることをご存知でしょうか?
「地獄楽はアニメ2期中止?理由は打ち切り?」
「地獄楽が打ち切りと言われている理由は?」
今回はそんな『地獄楽』のアニメ2期が中止になったのか、その理由は打ち切りであったのかそうでないのかを解説します。
ぜひ最後まで読んで楽しんでいってください。
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【地獄楽】アニメ2期は打ち切りで中止?
引用元:【ジャンプチャンネル】公式YouTube
『地獄楽』のアニメの2期は発表されていますが、放送日が決まっておらず中止になったという情報は公式からも出ていません。
『地獄楽』は単行本13巻127話をもって明確に完結しています。
現時点のアニメ最終話では画眉丸は「氣(タオ)」の使いすぎにより一時的に直後の記憶を失ってしまったことにより昔の妻と出会う前の残忍な画眉丸に戻っており、佐切達は「天仙様」の一人である「牡丹(ムータン)」を撃破し、島に新たな戦力が投下されることが判明したところでアニメ第1期は終了。
これはコミックス第5巻までのストーリーであり、アニメ第2期はこの第5巻以降の「天仙様」達とのさらに激しくなる死闘が描かれることでしょう。
アニメ13話で5巻前半までの展開ということはアニメ第2期では残り13巻までのストーリーを描くことは恐らくできないと思われるので、最終章はもしかすると劇場化して『地獄楽』のメディア展開は終了という流れにもしかするとなるかもしれませんね。
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【地獄楽】打ち切りと言われている理由は?
引用元:【地獄楽】公式サイト
地獄楽は打ち切りではありません。
なぜ打ち切りだと言われているのか、理由をまとめました。
①巻数が少ないから
②作者の別作品が打ち切りになったから勘違いされた
③物語終盤が駆け足だったから
④ジャンプのアンケート結果が悪かったから
詳しく解説していきます。
①巻数が少ないから
『地獄楽』が打ち切りにより連載が終了したという根拠の1つに、発行巻数が全127話の13巻までという最近のジャンプ作品にしては少ないものだからという理由が挙げられます。
また、連載期間においても2018年1月から2021年1月までの3年というのもジャンプ+連載作品とはいえ、ジャンプにしては短いという印象が強く残るため、このような噂がたったのだと思われます。
しかし、『地獄楽』を読めばわかりますが、ストーリーは非常にキレイにまとまっており、むしろこれ以上話を広げると明らかに冗長と捉えられることは目に見えています。
『地獄楽』はジャンプ作品の中では適切な話数に抑えられ、これ以上ないというタイミングで連載を終了することができた幸せな作品の一つだと言えるでしょう。
「週刊少年ジャンプ」では以前から編集部による作品の引き伸ばしにより、作品そのもののクオリティが下がってしまうことや作者のモチベーションを著しく下げてしまうことで読者や作者にとっても良くないのではないかという指摘がなされてきました。
もしかすると、『地獄楽』はそんな風潮を反省して、『鬼滅の刃』が比較的短く終わったようにこのような連載期間の短さになったのかも知れません。
②作者の別作品が打ち切りになったから勘違いされた
『地獄楽』が打ち切りと噂される理由の1つに作者の賀来ゆうじ先生の別作品が打ち切りになったことで勘違いされたのではないでしょうか。
『地獄楽』の連載終了後、その年のうちに作者の賀来ゆうじ先生は「週刊少年ジャンプ」本誌で202150号より「アヤシモン」の連載をスタートします。
しかし、結果は芳しくなくわずか3巻分のコミックスを出版してあえなく「アヤシモン」は打ち切りとなってしまいます。
この打ち切りが『地獄楽』へと印象が転じて打ち切りという勘違いを生み出しているのではないかと思われます。
また、『地獄楽』を連載する前に「ジャンプSQ」にて連載していた「FANTASMA」という作品も全3巻で打ち切りとなっているので、その印象を同じく『地獄楽』にも抱いた方がいらっしゃったのかも知れません。
③物語終盤が駆け足だったから
『地獄楽』が打ち切りと噂される理由の1つに終盤の展開が非常に早く、ラスボスとの戦闘も数話で終了するという他のジャンプ作品に比べ、やや駆け足でストーリーが進行したことが挙げられます。
また、ラスボスである蓮の正体や追加組として後から島に上陸した序列No.2の殊現や次代画眉丸のシジャなどキャラクター性や過去など掘り下げられるエピソードを最小限に留めていることによって、それが駆け足なストーリー展開に映ってしまっているのでしょう。
確かに蓮との決着は必ずしも勝利したというわけでもなく、主人公の画眉丸や佐切が大きな強さを見せることなく終わったので違和感を抱く読者が多くいるかと思います。
④ジャンプのアンケート結果が悪かったから
『地獄楽』が打ち切りと噂される理由の1つに「週刊少年ジャンプ」のアンケートの結果が悪かったことが挙げられています。
「週刊少年ジャンプ」は読者からのアンケート結果により掲載順を決定し、不人気な作品は定期的に打ち切りにするという「アンケート至上主義」と呼ばれる手法をとっているのはあまりにも有名な話です。
これは『地獄楽』が配信されていた「ジャンプ+」も同様で、読者からの「いいね」ならぬ「いいジャン」の得票数でランキングされるという特徴を持っています。
そして、その結果が悪かったからこそ『地獄楽』は打ち切りになったのでは?という噂がネット上にはあります。しかし、結論から言うと『地獄楽』は「ジャンプ+」の中でもトップクラスの作品であり、配信される曜日は必ず1位か2位になっていました。
また、コミックスの発行部数は300万部を超えていますので、そこまで売れている漫画を打ち切りにするとは考えにくいかと思われます。
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【地獄楽】アニメ2期はいつから?魅力を解説!
ここからは『地獄楽』の魅力を5つご紹介していきたいと思います。
①異様な世界観が引き込まれる
②登場人物が個性的で魅力がある
③作画や映像が他作品になく綺麗
④気の抜けない緊張感が逆に良い
⑤主題歌が作品とあっている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①異様な世界観が引き込まれる
『地獄楽』の魅力の1つに独特な世界観があります。
江戸時代を舞台としており、当時の日本の雰囲気や文化を踏襲しつつも中国の道教などの宗教観を元として作られた舞台である島は想像上の神のような生き物が跋扈しており、まさに極楽のような見た目をした地獄となっています。
その不気味で異様な島は非常に良く描かれており、ストーリーと相まって緊迫感が常に演出されています。
また、「氣(タオ)」という超常的な力も途中から登場するのですが、それが王道のジャンプ漫画らしいエッセンスとなっているのです。
独特な世界観を持ちつつも王道的な少年漫画という化学反応を引き起こしており、非常に魅力的な作風となっています。
②登場人物が個性的で魅力がある
『地獄楽』の主人公の画眉丸をはじめ、登場人物それぞれ個性的な魅力を放っているのも魅力の1つになります。
主人公の画眉丸もそうですが、主要登場人物の半分が死罪人という設定にも驚かされ、その死罪になった理由にもそのキャラクターの個性が反映されています。
また、その死罪人達の監視役として共に島に上陸する幕府お抱えの侍の処刑人である「山田浅ェ門」一派も一癖も二癖もあるキャラクター達ばかりで、良い意味でイカれており読者の思考の裏をかくストーリー展開へと発展させてくれるのです。
更に悪役として主人公達に立ちはだかる「天仙様」達も人間ではないのですが、人間くさくそれでいて不気味な雰囲気を醸し出しているため、人対人という単純な対立構造ではない独特な争いとなっています。
このように登場人物の中に普通で当たり障りのないキャラクターというのが皆無のため、そういった狂った人達の織りなす群像劇が好きな方にはとても心にヒットする作品だと思います。
③作画や映像が他作品になく綺麗
『地獄楽』の原作漫画もアニメも共に非常に作画が綺麗で目を見張る出来が魅力の1つにあります。
漫画はバトルシーンも背景も見やすくその独特な世界観をうまく描けており、世界観の魅力を演出するのに一役買っています。
アニメも「チェンソーマン」や「呪術廻戦」などの最近話題となっている「少年ジャンプ」作品のアニメを制作して高い評価を得ている「MAPPA」なので、文句なしの迫力が前面に出たアニメ作品へと「地獄楽」を昇華しています。
また、舞台である島の極楽のような地獄のようなあの光景を色彩を駆使してより現実にあるかのように描けているのは流石今一番勢いのある制作会社「MAPPA」だなと思わされました。
④気の抜けない緊張感が逆に良い
『地獄楽』は王道のバトル漫画でありつつもストーリーの展開そのものは決して予想通りにはいかない良い意味で期待を裏切るところが魅力の1つでもあります。
例えば、序盤と「山田浅ェ門」一派の中の序列一位の「衛善」という登場当初から強そうな雰囲気を放っていたキャラが呆気なく「山田浅ェ門」で一番最初に殺されてしまいます。
このランキング・序列一位を最初に殺すという展開はおそらく『地獄楽』が初めてなんじゃないでしょうか?
他の漫画だと一位という存在のキャラは如何ににその能力や強さの全貌を引っ張って温めておくかという方向に向かっていくかと思うのですが、『地獄楽』では強さを全て出し切ることなく数コマで死んでしまいます。
これだけで『地獄楽』が予想がつかない漫画だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
⑤主題歌が作品とあっている
アニメ『地獄楽』のオープニングテーマである「W●RK」という楽曲は何とあの人気ロックバンド「King Gnu」のリーダーである常田大希さん主宰の音楽プロジェクトである「millennium parade」と超有名女性歌手の椎名林檎さんの合作が作品を引き立てている1つでもあります。
陰と陽が作品のキーワードとする『地獄楽』に、男性である常田大希さんと女性の椎名林檎さんの陰と陽が共に歌うことで作品の世界観に沿ったものとなっているのではないでしょうか。
また、オープニング映像とも上手くマッチしており、これ以上ないという出来に仕上がっています。
まだチェックしていない方はぜひアニメを視聴する際に注目してください。
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【地獄楽】アニメ2期は中止になった?まとめ
『地獄楽』のアニメの2期は発表されていますが、放送日が決まっておらず中止になったという情報は公式からも出ていません。
アニメ2期の中止が噂された理由は『地獄楽』が打ち切りにより連載を終了したからと言われています。
打ち切りと噂された理由まとめ
- 巻数が少ないから
- 作者の別作品が打ち切りになったから勘違いされた
- 物語終盤が駆け足だったから
- ジャンプのアンケート結果が悪かったから
『地獄楽』は打ち切りになるような作品ではなく、完璧にストーリーを描き切って終了しています。
独特な世界観と魅力を持っている作品ですので、一読する価値は大いにあります。
その証拠に2023年にアニメ化され、第2期の制作も既に発表されています。
アニメ第2期では益々激しくなる「仙薬」をめぐる「天仙様」達との死闘と島に追加される新たな登場人物達により怒涛の展開が描かれると思われますので、それまでこれからも『地獄楽』に注目してアニメの放送を待つことにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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