【推しの子】はパクリなの？似てる漫画は？なぜ炎上？テラスハウス事件とどっちが先？

大人気作品「推しの子」ですが、他作品をパクっているのではないかという疑惑があるようです。

「推しの子はパクリなの？似てる漫画は？」

「推しの子が炎上しているのはなぜ？」

今回は「推しの子」は本当にパクリなのか調査しました。

詳しく見ていきましょう。

【推しの子】はパクリなの？似てる漫画や事件とは？

ネット上では「推しの子」は他の漫画のアイデアなどをパクっているという指摘を見かけることがあります。

推しの子がパクっていると言われている、似てる漫画と事件をまとめました。

推しの子と似てる漫画と事件一覧

詳しく見ていきましょう。

①漫画「アクタージュ」の芸能舞台

週刊少年ジャンプで連載されていた「アクタージュ」という作品に推しの子が似ているという意見があります。

「アクタージュ」は演技の天才である主人公の女子高生が芸能界に飛び込み、女優として成功していく物語です。

惜しくも諸事情により物語の途中で連載終了となってしまいました。

「アクタージュ」の芸能界や演技で徐々に有名になるという点や、舞台でライバルと演技の優劣を競う展開が「推しの子」での有馬かなと黒川あかねを彷彿とさせます。

確かに似ているかも知れませんが、「アクタージュ」は演じることに話の全てを振っているのに対し、「推しの子」は演技は復讐劇やアイドルと並ぶ一つの要素に過ぎません。

ですので、パクリではないと考えた方が妥当です。

②漫画「コナン」の幼児が推理

国民的有名漫画、アニメである「名探偵コナン」も「推しの子」がパクっているのではないかと言われています。

「推しの子」の序盤のアクアとルビーが赤ん坊であるにも関わらず、大人のように振る舞ったり喋るところや推理やサスペンス要素がパクリだと思わせるようです。

しかし、名探偵が子どもに戻って推理をするという「コナン」と大人がアイドルの子どもに転生して復讐するという「推しの子」を設定を真似しているというのは無理があるのではないでしょうか。

また、「コナン」は何十年も連載を続けている漫画なので、影響を受けている可能性はありますが、これはほとんどの漫画家に言えることでしょう。

③漫画「鬼滅の刃」の猪突猛進発言

「推しの子」が「鬼滅の刃」のセリフをパクっているという声もあるようです。

「鬼滅の刃」に登場する猪の被り物を常に被っているキャラクターの嘴平伊之助は「猪突猛進」という言葉を口癖としています。

「推しの子」にも猪突猛進というセリフを言うキャラクターがいるとのことですが、そのようなキャラは見当たりません。

もしかすると有馬かなの作中でのキャラや行動がそういった言葉を連想させたのでしょうか？

真相は不明ですが、とにかくこれは完全にデマであり、噂話です。

④漫画「かぐや様は告らせたい」の世界観

「推しの子」と「かぐや様は告らせたい」の世界観が似ていると感じている方もいるようです。

「かぐや様は告らせたい」はお金持ちで優等生の女の子と成績優秀な生徒会長の男の子の恋愛コメディ漫画ですが、世界観や雰囲気が似ているという人もいます。

それもそのはず、この2つの作品の原作を担当しているのが赤坂アカ先生ですので、世界観が似てくるのも無理はないんじゃないでしょうか。

また、「かぐや様は告らせたい」と「推しの子」がクロスオーバーした特別読切も存在し、2作の世界は繋がっていると一応公式で認められているため、世界観は似て当たり前だということです。

⑤漫画「メメメ」の双子の赤ちゃん

「メメメメメメメメメメンヘラぁ…」という漫画も「推しの子」はパクっているのではという噂があります。

「メメメメメメメメメメンヘラぁ…」はメンヘラな女子高生とその彼氏の男子高校生が織りなすラブコメ漫画であり、シリアスな雰囲気が多い「推しの子」とは作風が違うように見受けられます。

また、「メメメメメメメメメメンヘラぁ…」の中でメンヘラ女子高生が双子の赤ちゃんがほしいと彼氏にねだるというコマがあるのですが、これがもしかしたらアクアとルビーの元ネタだと思った方がいるのかも知れません。

そうだとしても双子という点のみで、あとは全然違った展開やストーリーですので、パクリとは言えないと思います。

⑥漫画「世界でいちばん強くなりたい」のアイドル

「推しの子」が「世界でいちばん強くなりたい」という漫画をパクっているという噂もネット上に見受けられます。

「世界でいちばん強くなりたい」は主人公である17歳の国民的アイドルがプロレスラーに転向するというストーリーになっていますが、この主人公がアイドルというところと17歳という点が星野アイとルビーを連想させるのでしょう。

しかし、アイもルビーもアイドルを辞めずに貫き通していますし、プロレス要素も皆無なので、こちらも根も葉もない噂の一つに過ぎません。

⑦漫画「私のアリカ」のアイドル×ミステリアス

「推しの子」が「私のアリカ」という漫画をパクっているという声もあるようです。

「私のアリカ」はアイドルが事件に巻き込まれるというサスペンス要素のある内容で、「推しの子」のアイドルであるアイが事件に巻き込まれる事件と似ていると言われています。

たしかに、どちらもアイドルとミステリアスがかけ合わさった内容であるため、パクリ？と疑念を抱いてしまうかもしれません。

しかし、「私のアリカ」は2023年の4月6日に発売された漫画で、「推しの子」は2020年の4月23日から連載されたため、パクリではないことが分かります。

⑧テラスハウス事件の自殺問題

恋愛リアリティ番組の「テラスハウス」で出演していた方が番組内での出来事による誹謗中傷の被害にあい、自死してしまうという事件が2020年に起こりました。

「推しの子」でも恋愛リアリティショー編としてアクアが出演するという展開を描きましたが、そこでも黒川あかねが番組内で起こしたトラブルにより炎上騒ぎとなり、自死未遂を起こすというテラスハウスに酷似した展開を描きました。

これは「推しの子」連載開始後すぐに起こった事件であるため、参考にしている可能性は高いかも知れません。

【推しの子】はなぜ炎上してる？

「推しの子」は過去に何度か批判の的となる炎上騒ぎが起こりました。

炎上理由は以下の通りです。

詳しく見ていきましょう。

①テラスハウスの誹謗中傷の自殺事件と酷似

テラスハウスに出演した女性がネット上での誹謗中傷の被害に遭い、自死してしまうという痛ましい事件がありました。

「推しの子」でも恋愛リアリティショー編で黒川あかねが番組内でのトラブルで世間から批判され、それを苦に自殺未遂を起こすという展開があったことで、事件を想起させるとして炎上する事態となりました。

ただ「テラスハウス」の事件は共同生活をする上での些細な価値観の違いによるもので、「推しの子」は黒川あかねが自身の番組内でのインパクトを少しでも強く残そうと焦ってしまっことにより、共演者に怪我をさせてしまうというものでした。

どちらも本人達は悪意も何もないという点は同じになります。

②16歳のアイドルが未婚で妊娠

16歳のアイドルである星野アイが妊娠して出産するという第1話はとてもインパクトがありました。

それと同時に、「16歳のアイドルが妊娠」という事実が不謹慎だとして嫌悪感を抱く人が少なからずいたようです。

また、「未婚のシングルマザー」という点も炎上するきっかけの1つでした。

物語を進めていく上で、推しであるアイドルから生まれた子供に転生という物語にするために、このような設定にせざる得なかったのかもしれません。

③芸能問題が多すぎる

「推しの子」は芸能界やその裏側を題材の一つとしているため、枕営業などの闇の部分も多く描かれています。

そのため、「推しの子は」芸能界ばかりクローズアップされすぎではないかと指摘する声もあります。

どうしても物語の中心は芸能界で、復讐するべき黒幕のカミキヒカルも芸能界の中にいるため、どうしてもそういった展開になってしまうのは仕方ないのかも知れません。

また、それがストーリーを面白くしているスパイスとなっていると思います。

「推しの子」は、現在終盤に差し掛かっており、今の映画編で完結と次の第10章で完結となる可能性が高いため、芸能界に焦点を当てたストーリー展開は無くなっていくのではないでしょうか。

映画編では、芸能界ではなく映画を撮る過程をぜひ上手く漫画にして欲しいですね。

【推しの子】とテラスハウス事件の時系列は？どっちが先？

「推しの子」の黒川あかねの誹謗中傷回と「テラスハウス」の事件はどちらが先に起きたのでしょうか？

調査したところ、「テラスハウス」の事件が先に起きていました。

時系列と共に、詳しく説明していきます。

テラスハウス事件が先に起きた

炎上のきっかけとなった「テラスハウス」のエピソードの配信時期は2020年の3月で、「テラスハウス」の自死事件が起こったのは2020年5月23日です。

一方で、「推しの子」の連載開始は2020年4月23日、酷似していると言われている事件の連載は2020年10月です。

事件が起こった時期と連載のみ比べれば「推しの子」の方がやや早いものの、「テラスハウス」の事件が起きた後に黒川あかねの自死未遂エピソードが連載されました。

事件の時系列を考えると、「推しの子」が「テラスハウス」の事件を参考にしていてもおかしくないということです。

しかし、掲載当初はまだ「推しの子」も有名ではなく炎上騒ぎとはなりませんでしたが、違和感や不安に思った読者は一定数いたようです。

そして、本格的に炎上となったのはアニメが放送された2023年5月の第6話で、黒川あかねの自死未遂を中心としたエピソードでした。

アニメが話題を呼んで注目を集めていたこともあって多くの人に知られた結果、皮肉にも悪い形で人々の目に止まってしまったのでしょう。

時系列をわかりやすくまとめます。

「推しの子」と「テラスハウス」事件の時系列

「推しの子」のアニメは一世を風靡したため、「テラスハウス」の事件をパクっているとアニメ放映時に言われてしまったようです。

作者は事件をモチーフにしていない発言

「推しの子」の黒川あかねのエピソードが2020年6月3日にヤンジャンに掲載されました。

その際、原作者の赤坂アカ先生はSNS上で事件が酷似しているのは狙ったわけではなく、偶然が重なったという旨の発言をしており、パクった訳でも参考にした訳でもなく、掲載予定だったエピソードと似た事件が先に起きてしまったということでした。

その時はまだ「推しの子」の恋愛リアリティショー編は開始していないので、批判されることを見越して発言したのかも知れません。

また、作画の横槍メンゴ先生も2020年1月に「テラスハウス」を仕事のため無理矢理見ているといった発言をしており、これは「推しの子」の恋愛リアリティショー編のために視聴しているということだと考えられます。

つまり、連載が始まる前から恋愛リアリティショー編はストーリーとして描くことが決まっており、そのために事件前の過去の「テラスハウス」を資料として参考にしていた可能性はかなり高いです。

しかし、それはパクリではなく作画の雰囲気の勉強のためであり、ストーリーの展開にまるっと取り入れた訳ではないということです。

また、その時期は事件もまだ起きていないので作品にも取り入れていないと言えるでしょう。

原作者の発言含む「推しの子」と「テラスハウス」事件の時系列

時系列順に並べてみると「推しの子」は「テラスハウス」を参考にしている可能性はあるものの、「事件」はパクってはいないことが分かります。

よって、「テラスハウス」の事件と「推しの子」の類似点は偶然の出来事です。

【推しの子】はパクリ疑惑で打ち切り？

「推しの子」のアニメ第6話の放送には、「テラスハウス」事件での亡くなった方のご家族がSNS上で批判するなど大きな広がりを見せました。

読者の中にはこの騒動をきっかけに「推しの子」が打ち切りになるのではないかと危惧する人もいたようです。

しかし、物語が終盤へと差し掛かっているこの時期に打ち切りというのはあまりにも出版社は読者に対して不誠実だと思いますし、事件は偶然の一致による酷似なので打ち切りの可能性は相当低いでしょう。

また、「推しの子」は作中で恋愛リアリティショーの残酷さや如何に番組がきっかけで人が死んでしまっているかなどをきちんと批判した表現をしていますので、「テラスハウス」の事件をエンターテイメントに取り入れるというのは考えづらいと思います。

また、「推しの子」ではアクア達が世間の炎上に立ち向かい、大人ではなく自分たちで解決するという希望のある展開です。

おそらくアクア達の行動は、現実でもこうなって欲しいという世間へのメッセージでもあるのではないかと考えることもできます。

【推しの子】パクリについてのまとめ

引用元：【推しの子】公式サイト

今回は「推しの子」のパクリ疑惑について調査しました。

推しの子と似てる漫画

また、「推しの子」が炎上している大きな理由は、テラスハウスの誹謗中傷から自死した事件と黒川あかねの誹謗中傷から自死未遂のエピソードが似ているからです。

推しの子とテラスハウス事件の時系列

2020年1月	横槍メンゴ先生が「テラスハウス」を資料として視聴
2020年3月	「テラスハウス」の誹謗中傷のきっかけとなるエピソードが配信開始
2020年4月23日	「推しの子」連載開始
2020年5月23日	「テラスハウス」自死事件発生
2020年5月27日	「テラスハウス」放送中止発表
2020年6月3日	赤坂アカ先生が「テラスハウス」事件と「推しの子」はパクリではない発言
2020年10月	ヤングジャンプにて「推しの子」の恋愛リアリティショー編開始
2023年5月17日	黒川あかねのエピソード放送

おそらく「推しの子」の作者は「テラスハウス」の恋愛リアリティーショーは参考にしているものの、「自死事件」はパクっていないと思われます。

パクリ元とされる漫画や実際に起こった事件を見ると、少しだけ似ているだけでパクリと言われてしまうこともあるのだということがよくわかります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。